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あれも!これも!衝動性・衝動的になってしまう時に意識すること

こんにちは!子ども未来プランニングのH.Tです。
不登校や発達障害、グレーゾーンのお子さんとご家族への支援やサポートを行っている子ども未来プランニングでは、活動を通して当事者の体験談をご紹介しています。
今回は、スタッフでありADHD当事者の私の体験談をもとに、つい衝動的にあれこれ言動に移してしまう、といった特性に関する取り組み方をご紹介します。


日常に潜む衝動性の弊害

ADHDの衝動性とは、衝動性とは過剰な活動性、我慢耐性の不足などによる症状です。
例えば、
・人が話しているのを遮って発言してしまう
・問が終わる前に出し抜けに答えてしまうことがある
・相手の意見や話を聞くことを忘れてしまう
・他人のものを使う際に、相手の許可を得ずに使い始めてしまうことがある
・順番を守ることが苦手
・無計画な買い物をしてしまう
といった具体例が挙げられます。

要するに、自分の発言や行動を抑えることが苦手であったり、興味・関心の赴くまま、自分の思いのままに発言してしまう、といった症状に現れます。
これらは時に、対人関係においてトラブルを起こしやすかったり、仕事や学業の成績にも影響を及ぼしたりします。

また更には、刺激を求めたり衝動的に動いてしまう特性が相まって、
ギャンブルにはまる、衝動買いや無駄遣いが増える、買い物依存に陥る、多額のローンを組み借金を作ってしまうなど経済的に困難をかかえることもしばしばあります。

衝動的な行動のセルフコントロール

ADHDの衝動性は悪いことばかりではありませんが、上記のように、時として自分の立場を危うくしてしまうこともあります。

今すぐに実践できるコントロール方法としては、思いついてから、実際に行動するまで10秒待つ、です。
10まで数えるのが難しければ、始めは3秒からスタートし、
1週間後に5秒に増やす、慣れてきたら7秒、それも慣れてきたら10秒というように、徐々に時間を増やしていきましょう

なぜこれが効果的かというと、
10秒の間、ADHDは脳内も多動にはたらいているため、瞬時に幅広いあらゆることに考えを巡らせます。そのため数秒の瞬間に興味が移り、1つの物事に執着する気持ちが薄れてくる場合があるからです。また、その行動が本当に適切であるかを冷静になって再思考することができるからです。

私の場合、ストレスで好きな食べ物を衝動的に食べたくなった時や、ネットショッピングをしている時など、この方法を使って心の中で数秒間カウントするようにしています。
心の中だけでなく、小声で数えてもよいでしょう。少しずつ習慣化していくことが大切です。

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いかがでしたでしょうか?
これらは当事者である私自身がこれまでの経験の中で培ってきた解決策ですので、あくまで一例として参考にしていただければと思います。
ただこういった、当事者の情報や具体的な困りごとに対する解決策を求めて、日々情報収入に苦労されている親御様もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

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私たちの運営するサービス「子ども未来プランニング」は、発達障害やグレーゾーンなど、特性のあるお子様とご家族のための『オンライン教育支援1on1サービス』です。
発達障害に関して専門知識のあるスタッフが、お子様やご家族の悩みに寄り添いながら、そのご家庭にとってその時に必要な情報の提供や、学校など周辺環境への相談・調整の仕方、学校以外の居場所づくりについて、などをアドバイスさせていただきます。
また「今」から「未来」へ目を向けて、お子様の今後の進路や将来についても一緒に計画を作成し、実現に導くまでの教育支援を行っていきます。
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