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イタリアのマルケ州に最強のサラミを求めて彼女と遊びに行った時の話

こんにちは。

まずは先日のツイートをどうぞ。

イタリア政府は伝統特産品など食品の管理をより良くするため各州から政府に名産品の提案リストを送ります。
そのリストの中から国から認可された食品が伝統特産品として認められます。
その中でもサラミはダントツで伝統特産品として認可されている食品でおよそ114種類もあると言われているのです。

先日企業仲介の仕事でパルマに行ってきました。
パルマと言えば何と言っても生ハムの王様「プロシュット・ディ・パルマ」。たらふく食べて、たくさんお土産として購入しました。
パルマの生ハムは甘みと香りが強く口に入れた瞬間にパルマの生ハムかそうでないかわかるくらいの違いがあります。
僕は生ハム好きでよく食べるのですが、そんな生ハムを超す自分史上最強のサラミを求めて先日マルケ州にあるマチェラータという街に遊びに行きました。
彼女の友達がいることもあり地元民が通う飲み屋で赤ワインを片手に最強のサラミをつつきました。
その名も「ciauscolo=チャウスコロ 」

マルケ州、ウンブリア州(イタリア中部)で作られるこのサラミは豚の肩肉、バラ肉、背肉、中落ちやラードを香草とワイン、ニンニク、胡椒でミンチ状にし、2日ほど熟成させた後さらに細かく潰し肉を加工された腸につめたものです。
特徴は何と言っても「口どけ」。
サラミは固いイメージがあると思いますがこのサラミは生サラミ。口に入れるとラードから順に溶けていくのです。溶けた油も香草の香りで全くクドくならず、むしろワインを片手に次から次へと進んでしまうサラミです。

軽くトーストしたパンに塗ってもよし、癖のないチーズに挟んで食べるのもよし。
最強すぎて軽くパルマ生ハムを超えます。

彼女とつい調子に乗ってワインを2本も開けてしまい、まぁまぁ酔ってしまったので
「次は俺が止めるわな」
と出来もしない約束をしてしまいました。

恐らく彼女はもうそんなことを僕が言っていたことも忘れていると思うので、今日は豚スネ肉のシチューでガンガン飲んでやろうと思います。

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