過去と、今と、未来の自分をつなぐのは。〜「さみしい夜にはペンを持て」読書感想文〜
「ぼくは、ぼくのままのぼくを、好きになりたかった。」
そんな一文で、物語の幕が上がる。
この本は、古賀史健さんの「さみしい夜にはペンを持て」。
古賀史健さんといえば、「嫌われる勇気」の筆者である。
そんな著者の最新作であり、何やら書くことに対する本のようだ。
とっても面白そうじゃないか。
実際、知人にも勧められていたこともあり、書店で目にするや否や購入を決めた。
この本の中では、登場人物が海の生き物たちである。
主人公は、タコのタコジロー。
「ゆでダコジロー」というあだ