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【秋田の注目業界vol.4】導入実績全国No.1のシステムを提供する秋田のIT企業|「北日本コンピューターサービス株式会社」インタビュー


こんにちは!「KocchAke!(こっちゃけ)」編集部です。

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秋田県内の「業界」について第4回目をお届けします!

「情報通信業界」について
情報関連産業は、AIやIoTなどの新技術を活用したビジネス展開やITを融合したサービスの増加により市場の拡大が期待されています。
秋田県でも、新秋田元気創造プランにおいて、行政資源を効果的・効率的に投入する「選択・集中プロジェクト」の1つに「デジタル化の推進」を位置づけており、「暮らし」「産業」「行政」それぞれの分野でデジタル化を促進していくこととしております。
今回は全国や秋田のデジタル化を支える地元企業をご紹介します!

今回は、「北日本コンピューターサービス株式会社」(本社:秋田県秋田市)へインタビューに伺いました。主に地方自治体向け情報システムの設計開発、販売、運用支援を行っており、主力商品の「生活保護システム」は、全国シェア60%と導入実績全国No.1の商品です!

全国規模で社会に貢献している、北日本コンピューターサービスの皆さんに、情報通信業界についてお話を伺ってきました!

▼インタビューに答えてくれた方
・Hさん/女性課長(2022年任用)
・Tさん/中堅女性エンジニア(2013年度入社)
・Oさん/若手男性エンジニア(2022年度入社)


「誰もが活躍できる環境」

〜女性課長(2022年任用)Hさんにインタビュー〜

──貴社のご紹介をお願いします。

弊社は、地方自治体向け情報システムの設計開発、販売、運用支援サポート、ネットワーク構築・保守などの業務を行っております。主力製品である「生活保護システムふれあい」(生活保護に関する事務データなどを総合的に管理するシステム)は、全国約560の都道府県市区町村にて導入頂き、全国導入実績No.1のシステムになりました(令和6年1月実績)。全国にお客様がおりますので、秋田本社をはじめ、全国6カ所に営業拠点がございます。

──働く環境について教えてください。

コロナ禍以前よりリモートワークが少しずつ進められており、現在ではオフィスワークとリモートワークを、バランス良く使い分けることができます。
お客様のところに直接赴くことも多いのですが、資料作成や設計プログラミングの作業はリモートワークが可能です。リモートでもコミュニケーションツールを活用しながら、常により良い働き方を探しております。
情報通信業界は、新しい技術やソリューションが次々に登場し、進化しながら今後も拡大が期待されています。その中で弊社は、誰でもWEB講座を受けたり、常に学び続けることができる環境を用意しています。

本社
働きやすさとセキュリティーを兼ね備えた別館「C-CUBE」

──女性の活躍について

私が入社した十数年前は、結婚出産のタイミングで退職する方が多かったのですが、今はそのタイミングで辞める方はほとんどいません。更に、新入社員も女性の割合がとても増えております。
というのも、弊社では女性と同じくらい男性の育児休業の取得を推進しており、育児休業を取りやすい環境を整備し、性別によらずどちらも活躍できるような環境作りを意識しているからだと思います。
また弊社は、女性活躍推進法に基づき、女性の活躍を推進している企業が取得できる「えるぼし(※)」(厚生労働省)も取得しております。
女性の管理職の比率を、2030年に30%とする目標を掲げており、徐々に女性管理職の比率は上がってきています。(2023年実績:22.4%)私自身も2022年に課長職に就いたばかりで、周りの方からサポートを受けながら頑張っているところです。
一般的な話ですが、何か役割を任される時に、男性は少し自信があればやってみようという答えが出せるのですが、女性はそれが100%でないと決心ができない、という方が多いそうです。そんな女性の特徴を理解して、背中を押すのが課長としての私の役目だと思っています。

※「えるぼし」
一般事業主行動計画の策定・届出を行った企業のうち、女性の活躍推進に関する取組の実施状況などが優良な企業を厚生労働大臣が認定する制度です。認定1段階目から3段階目までがあり、北日本コンピューターサービスは最高ランクの3段階目です。

2018年に「えるぼし」認定


「文系出身がシステムエンジニアに」

〜中堅女性エンジニア(2013年度入社)Tさんにインタビュー〜

──現在の業務内容を教えてください。

弊社の主力商品である「生活保護システムふれあい」の開発設計を行っております。私は、設計作業を主に担当しており、ボタンを押したらこういう動きをするだとか、そういった内容の設計書を作成し、製造の部署に依頼をするという業務を行っています。

──今の会社に就職を決めた理由を教えてください。

私自身、秋田市出身で将来的には秋田に戻って仕事がしたい、という気持ちが強かったので、就職活動中の条件として、「秋田にゆかりのある会社」を探しておりました。弊社を見つけたときに、秋田を拠点に全国区で活躍している企業のため「いずれは秋田に帰れるかもしれない」と思ったので、まず最初に目をつけました。
調べていくうちに、文系出身の私でもシステムエンジニアというような技術職に就くことができ、1から勉強もサポート頂けるとのことでしたので、弊社に入社しようと決めました。

──仕事のやりがいを教えてください。

今の部署に異動する前はお客様のところに実際に赴いて、製品の納品や操作説明を行い、お客様がお困りの際に、お電話で内容を伺うなどしておりました。その解決ができた時に感謝のお言葉を頂けたことがやりがいに繋がりました。

──“女性社員の働きやすさ”について実感することはありますか?

出産後そのまま退職してしまう、という方が少ないイメージがあります。産休に入っても、また復帰し仕事を続けられているということは、やはり社内のサポートがしっかりしているのかなと感じます。

──就活生へのメッセージをお願いします。

私自身、文系出身ですが、システムエンジニアという職種に就くことができましたので、業界への興味の有無に関わらず、就活生の皆さんにはいろいろな業界や職種に目を向けて欲しいですね。今まで自分が学んできた分野だけでなく、私のように全く畑の異なる職種に就く可能性もあります。視野を広げて就活を頑張って頂きたいと思います。

「最新技術に触れることができる仕事」

〜若手男性エンジニア(2022年度入社)Oさんにインタビュー〜

──現在の業務内容を教えてください。

所属する部署では、AI(人工知能)を搭載したFAQシステムの開発を行っています。お客様からの要望をお聞きして、それを実現できるシステムの開発をするのが私の仕事です。

──今の会社に就職を決めた理由を教えてください。

理由は2点ありまして、1点目は秋田県内のIT企業で働きたいと思ったことです。弊社の説明会に参加し、AIを使ったシステムの開発を行っているということを聞いて、私も秋田県にいながら最新技術に触れることができる仕事に携わりたいと思いまして、弊社へ入社を決めました。
また、2点目は弊社はワークライフバランスが取れている会社だと感じたことです。私は仕事と私生活の両方を大切にしたいと考えており、在宅勤務を行えることや、弊社の有休消化日数や残業時間を、他社と比較した時に、最も働きやすい会社だと思いました。

──仕事のやりがいを教えてください。

自分で開発した機能が、目の前でうまく動くようになった時はすごく嬉しい瞬間です。それが自分だけではなくて、チームで一生懸命考えて作った機能であれば、その喜びはさらに増します。また、作ったシステムがお客様から良い評価を得られた時は、仕事へのモチベーションになります。

打ち合わせ中の風景

──就活生へのメッセージをお願いします。

情報通信業界は、普段の生活の中でシステムを目にすることはあっても、働いている中の人との接点が非常に少なく、仕事のイメージが想像しにくい業界の一つです。
就職先の選定にあたっては、インターネットで調べるだけでなく、企業説明会などで社員の生の声を実際に聞いて、入社後のギャップがないように企業研究を行い、希望する職に就けるよう頑張ってほしいと思います。

──お話をお伺いする中で「秋田にいながら、最新技術に触れることができる仕事に携わりたい」という言葉が印象的でした。情報通信業の魅力は、「リモートワーク」に対応しやすい=ワークライフバランスが取りやすい、「最新技術」に触れられる=今後世の中に求められるスキルが身に付く、ことがまず考えられます。また、「秋田に戻って仕事がしたい」と考え、職を探す方がいる中で、新卒・中途関わらず、未経験でもチャレンジできる環境が用意されていることもこの業界の魅力であり、このような環境は、人手不足の中で人材を確保する為に、今後企業側に求められる一つの条件になっていくのではないでしょうか。

◯取材・文・写真/KocchAke!(こっちゃけ)」編集部


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