お客さまに「お店からのお願い」を聞いてもらうには

お客さま商売をしていると、どうしても「こういうときはこうしてほしいなぁ」と思うことが出てきます。

そんなとき、カドを立てずスムーズにお願いするにはどうしたら良いのでしょうか。

私自身の経験から得たある方法をご紹介したいと思います。

直接言う、注意書きを壁に貼るなどは微妙


飲食に限らずかもしれませんが、お客さま相手の商売って、実はお願いしたいことで溢れているんですよね。

例えば、読み終わった新聞は元に戻してほしい（とくにランチどき！）。

できれば、さいごに読んだページを開いたまま、クチャクチャっと折りたたんでポイじゃなく、元あったように、一面を表に返してたたんでほしい。



それから飲み会の〆は、とくにワケがないなら同じグループの人たちで一度に注文してほしい。

時間差でバラバラに注文されてしまうと、手間が2倍にも3倍にもなってしまう。つまり、ほかのお客さまの料理の遅れにつながってくるわけです。



ほかにも、大口の出前は早めに電話してほしい、夜のお会計はお席でお願いしたいなど、言い出したらキリがありません。



とはいえ、お願いや注意書きを一つひとつ壁に貼りだしていたら店内の見栄えも悪くなります。

あれをやれ、これはするなと言うのもなんだかせせこましく、なかなか全てを口にするのは難しいものです。





とっさに出たフレーズが答えだった

そんな悩みにひとつの答えが出たのは、ある日のお会計時。