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カドを立てずにお客さまへマスクの着用を促すには?

「客席での携帯電話のご使用はお控えください」「お一人一品以上ご注文ください」「深夜ですので店先ではお静かに」「飲み物の持ち込みはご遠慮ください」などなど、飲食店をやっていると、お客さまにお願いしないくてはいけないことって山ほどあります。

すんなり応じてもらえることばかりではなく、お客さま商売の難しい部分だと感じる人も多いことでしょう。

そんなお願いごとの山に、ここ最近あらたな仲間が加わりました。「ご入店の際はマスクを着用してください」です。


現在うちの店では、玄関先に「マスク着用のお願い」を記した紙を掲示しています。

そもそも8割ぐらいのお客さまはマスクをした状態で入店してくださっていて、1割のお客さまは掲示した紙を見てからマスクを取り出してつけてくださる。残りの1割が、忘れてきた、置いてきた、持ってるけどつけない、という方たちです。


それに入店時はつけていても、席についたとたん外してしまう人も多いです。

ひとりで来店されて、カウンターで静かに待っている方にまでとやかくいう気はないのですが、友人たちと連れ立ってきて、マスクを外してペチャクチャおしゃべりをするようなら、やはりご本人たちの衛生観念がどうであろうと周囲は気になります。


これだけメディア等で大々的に「手指消毒とマスク!」と言われているにも関わらず「自分がウイルスを持っているわけがない。自分は大丈夫」と考えている人が一定数いるんですよね。

私たちは、こうしたちょっと意識の低い方々、あるいは悪気なく忘れてしまう方々に、どうにかカドを立てずに、できれば気持ちよくマスクを着用してもらえないものかと考えてきました。

そしていくつか試した結果「なんだかこれがいちばん効果がありそうだな」という方法を見つけたのです。

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