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仕入れ業者は平等じゃない。小さな飲食店でも良い取引をするためのヒントとは

モノを仕入れて販売する私たちのような商売人にとって、仕入れ先との関係性は非常に重要です。

先日こんなツイートを目にしました。

この話が本当なら、事前予約しているのに納品されないなんてあまりに理不尽です。


考えてみると、業界は違えど仕入れってたしかに平等じゃないところがあるよなぁと思いました。

もちろん全ての業者がってわけじゃないんですが、でも飲食では確実にあります。

しかもうちのような小さな飲食店なんかだと、もろにその影響を受けやすいです。


配達してもらっている八百屋のネギ。黙っているとどんどん細くなってきます。

生ビール。同じ酒屋から仕入れているのに、他店より値段を高く設定されていることを知りました。


どうしたら資金力のない小さな飲食店でも仕入れ先と満足のいく取引ができるのでしょうか。今日はそんなことについて書いてみたいと思います。



平等な対応を求めるのは難しい

先にはっきり言ってしまうと、仕入れ先に対して「うちだって得意先の一つなんだから、大手や中堅と平等に取引してくれ!」と文句を言うのはあまり意味がないです。

お客さま商売をしている人ならお分かりだと思いますが、全てのお客さまに平等に接することってなかなか難しいのです。

なるべく不公平感が出ないように気をつけつつも、やはり常連さまには特別扱いしてしまうもの。

それだけ売り上げに貢献してくれているわけですから、当然といえば当然の対応です。


もちろん納期を守らないだとか不良品だったとかはクレームを言っていいところですし、嫌なら取引先を変えるのも自由。

ただ、商品によってはその業者からしか仕入れられないこともありますし、仕入れ先を変えたところでこの不公平さってなかなか変わらないと思います。 


ネットで仕入れるのでもそうですし、求人サイトとか、不動産業者なんかでも同じことです。

たくさんお金を使っている企業が優先されて、小さいお店は後回しにされることも往々にしてあるのが現実なのです(全ての業者ではないです)。

だったら文句を言うよりも、うまく付き合う方法を考えた方が得策なんですよね。

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