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0歳児の投資用口座に145円の配当が入ってきたーーー学資保険代わりの資産運用、はじめました

2021年9月30日、娘の名義で作った投資用口座に、145円が入金されていました。

これは娘の将来の学費のためにと、出産直後に買った金融商品の配当金です。


自営業は一般的に、会社員よりも先の見通しが不透明な仕事です。

私たち夫婦だって今でこそそれなりに不自由ない暮らしをしていますが、9年前までは店が潰れるか否かの瀬戸際でした。またいつ同じようなことになるかわかりません。

私たちだけなら我慢できる。でも子どもには不自由をさせたくない。せめて行きたい学校には行かせてあげたい。

家庭の事情で高校を「公立単願」で受験するしかなかった私たち夫婦は、子どもが生まれる前から強くそう思ってきました。

そこで学資保険代わりに始めたのが、児童手当を使った資産運用です。


出産から数ヶ月後には1回目が入金されたので、子ども名義の投資用口座を開設してすぐに取り掛かりました。

で、タイミングよく、初めて購入したその月にさっそく145円の配当が入っていたのです。

今はまだ微々たるものですが、これから年を追うごとに複利で増えていくことでしょう。


そこで今日は、子ども名義の口座で具体的にどんな投資を行なっているのか。

今後の収益の見通しや、なぜ学資保険に入らなかったのかについても詳しくお話ししたいと思います。

当記事は一個人の体験をシェアするために書いたものであり、特定の商品の勧誘や売買の推奨等を目的としたものではありません。投資は自己責任で行ってください。


ジュニアNISAはまだ使える

ではまず、どんな流れで投資を始めたのかついてお話しします。

口座を開設した証券会社はSBI証券です。手数料がめちゃくちゃ安いのが売りの会社で、親の私も利用しています。

ここで子ども名義のジュニアNISA口座を開設。

ジュニアNISAとは、NISA口座の子どもバージョンで、投資で出た利益が5年間非課税になります。

大人のNISAと違うのは、ジュニアNISAの目的は「将来に向けた長期投資(by金融庁)」なので、運用した資金は名義人が18歳になるまで基本的に引き出せないというルールがあることです。

しかしこのルールが口座開設の足かせになっていたのか、ジュニアNISAは2023年末での終了が決定。

24年以降は引き出し制限が撤廃され、運用資金がいつでも引き出せるようになりました。

利便性が増したことで、口座開設者は今になってむしろ増えているそうです。私もジュニアNISA口座を選んだ決め手はここでした。



24年以降はどうするか

23年末まではジュニアNISAで積み立てをすることに決めました。

ではこの口座、24年以降はどうなるのかというと、新規に購入することはできないものの、ロールオーバー(*)することで20歳まで継続して保有することができます。

新規に購入する場合は未成年専用の口座で運用することになり、大人と同様、投資で得た利益には約20%の課税がなされます。


え、それだったら初めから大人用のNISA口座で運用しておけばいいんじゃないの?と思われるかもしれません。

大人のNISAは、少しルールが変更されますが24年以降も継続されるのです。

しかし我が家は、夫からの強い希望により大人と子どもの口座を分けることにしました。

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