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楠木新
2023年9月22日 17:12
話す仕事も、放送作家への道も、地元のことを書ける場もすべてない50歳を区切りに「うつ状態」からは回復して体調は戻った。仕事も楽になって時間もできたので、自分の好きなことに取り組んでいこうと考え始めた。ところが実際にすぐにできることはなく、逆に何をしてよいのかわからない状態に陥った。いかに自分が会社にぶら下がっていたのかを思い知らされたのである。最初に頭に浮かんだのは、「サラリーマン向
2023年9月8日 13:00
行き詰まりの中で休職2000年のこと、45歳で大手保険会社の支社長だった私は、保険の内容確認や調査を行う関連会社の人事担当部長に出向になった 。この会社の役員は主に本社で部長クラスだった人たちが常務や専務で転籍していた。みなさん気のいい人たちで、職場の雰囲気は悪くなかったが、自分の将来を考えた時には納得がいかなかった。毎日毎日、受け身の仕事をして、新しいことにチャンレンジする雰囲気も感じ