こばち

マンドロンチェロという楽器を弾きます。物書き練習と読書記録など。

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マガジン

  • 積んだ本

    積読に追加した本の記録。読もうと思った気持ちを大事に。

最近の記事

積読リスト2022/03/27

本は衝動買いしていいことにしています。 夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く(奈倉有里)Twitterで流れてきたこちらの書評を読んで。 今までの人生で自分は素通りしてしまったあれやこれやに、惹かれ、追求した人がいるということに心が動く。今更と言わず、私も今からでも何かできるだろうか。 フォンターネ 山小屋の生活(パオロ・コニェッティ)心の安寧、静かな生活に憧れるわりに、絶対自分はやらないだろうという気持ちも強くなる。 地球の果ての歩き方-一度は行きたい世界

    • 積読リスト2022/02/23

      背表紙に投影される今の気持ち。 楽譜の風景(岩崎宏之)音楽と仲良くなりたい。楽譜と仲良くなりたい。 その他の外国語 エトセトラ(黒田龍之助)件の紛争の当事両国に思いを馳せる。わたしなりのアプローチはそれらの国の言葉に詳しい黒田先生のエッセイから。 露語は興味があって独学で少し齧ってみたことがある。ニューエクスプレスの半分で挫折したけど。その頃少し疲れていて、よく通勤電車の中で参考書付属のCDを延々と聴いていた。ニュースで両国の人々(政治家も市民も)の言葉が流れ、ああこんな

      • 積読リスト2022/01/29

        積読に追加したリスト。読んだとは言ってない。 本は買った瞬間、手にとった瞬間にも価値がある。 自衛隊メンタル教官が教える 心の疲れをとる技術(下園荘太)気疲れと言うのも何か違う、「疲労感」を改善してパフォーマンスを上げたい。 のだめカンタービレ 新装版(1)(二ノ宮知子)久しぶりに読みたくなった。1巻の収録じゃないけど、ラフマニノフのピアノコンチェルトの演奏シーンが大好き。 最近、何を聴いても耳が幸せ。今はチェロの音が好き。ノイズごと愛せるようになった、気がする。

        • 積読リスト2022/01/10

          積読に追加したリスト。読んだとは言ってない。 本は買った瞬間、手にとった瞬間にも価値がある。 エッダとサガ 北欧古典への案内(谷口幸男) 今、いちばん行ってみたい国。アイスランド。 アイスランド語は外国語の影響が少なく、古代北欧の言葉の形を保っているとされる。よって、古典の原文にもアクセスしやすいのだとか。 BIRD(3号)(ユーフォリアファクトリー) アイスランド つながりで。ちょっと前に古本で購入したので今日の積読ではないですが。綺麗な国。

        積読リスト2022/03/27

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        • 積んだ本
          6本

        記事

          積読リスト2022/01/09

          積読に追加したリスト。読んだとは言ってない。 本は買った瞬間、手にとった瞬間にも価値がある。 エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする(グレッグ マキューン)効率化!とか高い意識があるわけではないですが、「やりたいこと」と「やるべきこと」が散らかっていると感じるので。ちゃんと今をだいじにしたいのだ。 続編の「エフォートレス思考」が発売されたばかりだからか、並んで平積みされていた。

          積読リスト2022/01/09

          積読リスト2021/12/29

          積読に追加したリスト。読んだとは言ってない。 本は買った瞬間、手にとった瞬間にも価値がある。 風とマシュマロの国(ふかわりょう) 装丁にこだわりありと思ったら、奥付に資材まで記載があった。白くてあたたかい紙。 静寂とは(アーリング・カッゲ/田村義進訳) カッゲは世界で初めて三極点(南極点・北極点・エベレスト山頂)に到達した、世界的に有名なノルウェーの冒険家。 原題「SILENCE IN THE AGE OF NOISE」 大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした(クルベ

          積読リスト2021/12/29

          青い湯船は海の色

          お風呂。お風呂に行きたい。 例えば隣の隣の駅のスーパー銭湯。一時期の昼夜逆転生活中によく行って、岩盤浴と寝転び湯でアタマをリセットするのが楽しみでした。背中が凝ってくると、また行きたいなぁと思い出す。 例えば、ちょっと贅沢して行った海辺の宿のお風呂。波の音だけが聞こえて、海と繋がったように見える。そして湯上りにはベランダで瓶牛乳を飲む。また行きたいなぁ。 そんな素敵なお風呂に思いを馳せ、今は青いバスソルトを湯船に溶かして、ここは海辺であると妄想して、家のお風呂を楽しむこ

          青い湯船は海の色

          不安のもと

          大体の不安というものは「将来起こるかもしれないこと」だ。 よくみる不安妄想ツートップの1つは、怪我をしたり楽器を壊したりして弾けなくなったらどうしよう、というやつ。 一方で、弾くことはなんて辛いんだろうと思う日もある。これは今現在のしんどさ。楽譜を準備し事前に音をさらって、休日の少なくない割合の時間をやりくりして練習に出かけ、悩み、どうしてこんな思いをしてまでやっているんだろうとため息をついた日も少なからずある。 それでも、息切れしながらもそんな今を失うことは怖いのだ。

          不安のもと

          「場」のちから

          ヘッダは久しぶりに出かけた帰りにスタバに立ち寄った記念。 居る場所を変えたことで、外的要因つまり場所や他人の働きかけが自分の動機になっていることに色々と気づく。 例えば、音楽を演ることについては圧倒的に「外」だった。意外かもしれないけれども。場所があるから弾く。ただ、そこに身を置くことを選んでいるのも自分なので、外と内は白と黒というわけでもないのだろう。やりたいからやっているのはその通りだけれども、事はそう単純ではないらしい。場所があるなら、その力には大いに乗っかるし、場

          「場」のちから

          「少女終末旅行」と本のこと

          好きな漫画、何度も繰り返し開く漫画がいくつかある。「少女終末旅行」はそのひとつ。 文明が滅びた後の世界で、チトとユーリの二人がある場所(と言っていいのか)を目指して旅をする話。道中にピンチはあるが、敵と言える存在は登場しない。ほぼ誰もいない世界だから。 リアル世界がこれからどうなっていくんだろうという漠然とした不安の中にあって、読みたいけど落ち込んでいる最中に読むには内容的にどうかなと思って置いておいたけど、緊急事態宣言が解除されるとなった時に今でしょと思って拾い読み。以

          「少女終末旅行」と本のこと

          スープを作ろう

          有賀薫さんのスープのレシピが美味しそうで、いろいろ作ってみたいなと思っています。今日はきのこたっぷりのスープを作りました。肝心のスープの写真がないね。 元はcakesの連載から。 夫はどうも汁物への萌えが無いようで。野菜をもりもり入れたスープ、栄養と旨味がぎっしり詰まってて好きなんだけどな。 夫は食べられないものはほとんどないけど、生活をはじめてからこれはあんまり、と言われたものは、「卵豆腐」「かき玉汁」「さやえんどう」。つまりさやえんどうの卵とじはNGなわけだ。ちなみ

          スープを作ろう

          カレンダー

          毎日家にいる生活をしていてまずぶっ壊れたのは、日付の感覚。 朝起きて、今日は何曜日だったか。仕事の日か休日か、思い出す。 カレンダーを見て、今日が何日だったか確認する。毎日会社に行っていた頃よりも、一週間前の出来事が随分昔に感じられる。 仕事をしていても人とのコミュニケーションはどうしても少なくなるから(Web会議でも電話でもできるけど、やっぱり面倒なのだ)、とにかく思考が自分の中だけでぐるぐると巡るようになる。誰にも邪魔されない。 ぼんやりしていると本当に日付が分から

          カレンダー

          生活するのも時間がかかる

          立てば芍薬、の首筋が素敵だった一枚。いい季節ですね。 用もなく出かけるという選択肢を排除された結果として、家で楽しく快適に過ごすにはどうしたらいいか、ということになる。 家にいられる時間が長ければやってみたかったけど、休日の時間は短い。そんな言い訳をしながら脇に避けていたあんなことこんなこと。 例えば、部屋の隅で埃をかぶっている雑多なものを整理しようとか。模様替えしてみようかとか。断捨離を始めた人がたくさんいて、ごみ処理場が混雑しているらしい。 最近、我が家には棕梠の

          生活するのも時間がかかる

          未体験ゾーンの五月病

          連休は、始まれば終わる。 社会人になってから一度もやったことのなかった、何も予定のない大型連休。気の向くままに好きなことをやって過ごす。そこからの社会復帰(ただし自宅勤務)って、完全なる未体験ゾーンである。 いや、正月休みとかそれなりにまとまった休暇とか取ったことありますけども、仕事復帰=出勤だったから。仕事用PC起動して「業務開始します」でここからは仕事。まあできますけども…… そして、ここにきてできることが無くなりつつある。相手方の体制の問題なので、どうしようもない

          未体験ゾーンの五月病

          免罪符を発行する

          日付と曜日の感覚が曖昧になってきて、うっかりすると1日くらいすっ飛ばしている気がする。やったことをちょこちょこと手帳に書きつけておく。 意外といろいろやっている。(順不同) ・おやつ作成 ・花を飾る ・観葉植物の植え替え ・靴磨き ・楽器の練習 ・配信ライブ観賞 ・オンライン飲み会 ・散歩 ・読書 ・棚の整理 など 出かけてレジャーに使うお金は減ったけど、家で使うものとか食料品には財布の紐が緩みっぱなし。あれこれ作りたくなって、製菓材料とかつい買っちゃうから。自分で作った

          免罪符を発行する

          うつりゆくもの

          われわれが騒いだり篭もったりしている間にも、変わらず季節は移り行く。いまはそういう時間の流れを見つけることで随分救われているように思う。 例えば、初夏の季節に咲くすずらんとか。 マーガレットは次々に咲いてえらいよねぇ、とか。 これは二週間くらい前の写真。今は白い花が増えた。 勝手に変わっていくものをちょっと視界に入れておくと、安心する。 今日は久しぶりにちょっとだけ電車に乗った。

          うつりゆくもの