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「場」のちから

ヘッダは久しぶりに出かけた帰りにスタバに立ち寄った記念。

居る場所を変えたことで、外的要因つまり場所や他人の働きかけが自分の動機になっていることに色々と気づく。

例えば、音楽を演ることについては圧倒的に「外」だった。意外かもしれないけれども。場所があるから弾く。ただ、そこに身を置くことを選んでいるのも自分なので、外と内は白と黒というわけでもないのだろう。やりたいからやっているのはその通りだけれども、事はそう単純ではないらしい。場所があるなら、その力には大いに乗っかるし、場所がなくなるのは嫌なのであれこれ働く。場の力を借りて自分が動きたくなることを、動機と呼んでもいいのかなって、思う。

仕事場が家になったことで、逆に仕事は自分に近くなったと思う。仕事自体は案外嫌いじゃなかったのは発見かも。会社に行くことと仕事をすることが混同していたということはそれなりにあって、仕事をしている時間とそうじゃない時間の線引きは返ってはっきりしたようにも思う。まあ家にいるので合間にちょっとした家事をしたり、植物に水やりをしたりとか好きなようにしているけれども、自分の中での「仕事」と「自分ごと」は職場という場所がなくなったおかげで今までと違うゼロ距離の境界線を得た。いろいろなノイズを取っ払った後に残るものはなんだろう。

本来、もっと近くてよかったんだと思う。自分と外を遠くに離す必要なんて、遠い場所に行く必要なんて。やりたいことが遠くにある必要なんて。場所を選ぶことをもっと自分ごととしていいのだと、思った。

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