ロボットの技術情報収集はやっぱり現物!国際物流展のススメ
皆さんはロボットや物流関係の情報をどこで仕入れていますか?
ネット、SNS、関係企業、紹介、人
それぞれだと思います。ただし人伝えの情報には正確性や適用範囲などの情報齟齬が生まれやすくなります。また導入時には前提条件が異なるために再現性が乏しくなることも多々あります。
つまりは、現物のみが真実なわけです。今日は、現物による技術収集場所を2つ紹介します。
物流全般の技術情報「国際物流展」
イベント会場として知られている東京ビックサイトですが、物流・ロボット関係においては隔年にて開催されています。
国際物流展は1994年以来2年に1度、開催されてきた「国際物流総合展」の関連企画です。
コロナウイルスの影響で昨年からやや小規模化していますが、2020年よりINNOVATION EXPOという形での開催となっています。3日連続開催で来場数としては2万人を超える来場者数となっています。
昨年は私も参加しましたが、世界的に見てもコロナ発症日が2/20ということで開催も危ぶまれましたが、展示者側も参加者もほぼ全員がマスクをしての展示会となり蓋を開けると2万人の来場者を迎えて技術紹介やセミナー開催をされていました。
目的:内外の最新物流機器・システム・情報等のソフトとハードを一堂に結集し、
交易振興・技術の向上・情報の提供・人的交流等を促進することを目的とする。
と展示会概要には堅く書かれていますが、技術情報収集だけでなくネットワーキングだったり課題開示による研究レベルでの開発など様々な形での利用が可能です。
特に現在悩みが明確な企業様は、持っている悩みをぶつけてみると意外と答えが返ってくるかもしれません。参加費用も¥1,000と気楽に参加が可能なので、この金額で多くの情報に触れられるのはかなりお得と言えるでしょう。
事前登録をして現地へ行くだけ
来場方法は非常に簡単。
<来場方法>
①まずは来場前にネットで事前登録をしておく必要があります。下記サイトより事前に登録をして来場者登録を完了しておきます。
今年は「来場者バッジ」の引換券が必要みたいですね。
ちなみに取引先企業がブース出展を予定されているところは招待券をもらえる可能性もあります。役職などによってはVIPも。。。
②事前登録した書類をダウンロード・もしくは印刷をして東京ビックサイトへGO!
展示場が二つあるので、見学される展示会場を確認。
[東京ビックサイト]
りんかい線の「国際展示場駅」
ゆりかもめ「東京ビックサイト駅」
→個人的にりんかい線は地下深めで階段上がるの大変なのでゆりかもめの方が楽でおすすめです。
[青海展示場]
最寄り駅は
りんかい線の「東京テレポート駅」
ゆりかもめ「青海駅」または 「お台場海浜公園駅」
→東京テレポート駅が近いのでおすすめです。
各窓口があるので、そちらで登録確認・受付をします。受付完了後、完了処理を首からぶら下げた状態で展示会場を回ります。
受付完了をしたら、あとは好きなブースへ行って技術をみます。各開催時でブース位置やサイズは異なりますが、こんな形で開催がされています。
実際にブースに回ります。
ブースに回り始めると、各ブースの前に綺麗なお姉さんがたくさんいます。男性諸君は心してブースをまわりましょう。笑
お姉さん達の関門を突破すると、各種ブースの中を自由に見学することができます。
ブースの中では、各社の技術紹介や実際にロボットや設備が動いているところを見ることができます。詳細に説明が欲しいと思った際には付近にいるブース担当者に話しかけると色々と説明をしてくれます。
技術を理解するだけであればここで終わりもよし。話を聞いた上でもうすぐに商談をしたい場合は、より詳細の情報を聞きたい場合は裏方の商談ブースで具体的に話をすることも時間の都合がつけば可能です。
基本的にあまり時間がないところが大半なので、名刺を渡して後日詳細を伺う、という流れにはなると思います。
すでに取引がある企業などに遊びに行くと色々とプレゼントもらえたりするかもしれませんね。(私はいつも気軽に遊びに行ってゴルフボールをいただくことが多いです。笑 いつもありがとうございます。)
こういった形で現物から情報収集を行い、ネットワーキングを形成して次の1歩を作り出す。そんな場所が展示会になります。
毎年利用している身としては、実際に話が進むことももちろんメリットですが、考え方を学ぶというところが一番大きく、その考え方を応用転用することで自らの仕事に生きることが非常に多いです。
日々流れの早い技術者と触れることで、新しい発見やひらめきがあるかもしれませんね。
最先端の技術に触れる「国際ロボット展」
国際物流展と1年毎に入れ替わりで開催をしている展示会があります。
「国際ロボット展」と呼ばれる展示会で、物流というよりは最先端技術にフォーカスした展示会になります。
国際物流展に比べまだまだ歴史は浅いですが、総来場者数は14万人とこちらもかなりの人数が来場しています。
来場方法などは国際物流展と同様に、事前登録をして現地へ赴き情報収集を行うことで参加が可能となります。
こちらの来場は約半数が出展者からの招待を占めており、ある意味貴重な情報に触れられる場といっても過言ではないかと思います。
国際ロボット展では物流に関するロボットはもちろんですが、工場に導入するロボットやペッパーのような小売、サービス業でのロボットなども含めて本当に多くの技術が展開されています。数年前には仏像ロボットなんてものも現場にありました。笑
実用化できるかはさておき(笑)
あくまでロボットも自動化の1手段に過ぎないので、まずは自社の課題を明確にした上で各種技術情報の収集、ネットワーキングを行う場所としては良い場所と思います。
Think Globally Act Locally
こういった展示会でたくさんの情報を得ることは非常に大切です。私自身情報の収集方法として
情報は集めるのではなく浴びるのである
これは普段お世話になっている経営者の方から頂きました。当たり前のように情報に触れることで自らの中の基準を上げて、触れた情報に対しての物差しを持って取捨選択をしていく。
現場で作業を見つめ、現物で己を磨く以外に今をより良くする方法はないのかもしれませんね。
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