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AIを構築したい初心者必見!paypalマフィアが投資したAI研究所【OpenAI】を紹介

こんばんは。

先日のgithubやkaggleに続いて、今回もAI開発における非常に有効なツールキット「OpenAI Gym」について紹介していきます。

AI人材の不足がなげかれる中、開発環境だけでなく入り口としてゲームを用いていて理解を促してくれる内容となっています。

本記事はこれから開発を検討、もしくは開発をし始めた初心者向けの記事となっています。

天才集団のAI研究所 OpenAI

まずはOpenAI Gymに触れる前にリリース元のOpenAIについて。

2015年にイーロンマスクが初期投資家として設立したOpenAIは当初、非営利団体として設立されました。商業的な利益に縛られることなく、研究に没頭する環境をということで設立されました。

AIにおけるリサーチとデプロイをする企業として、現在は営利企業として活動しています。

2015年にOpenAIが設立され、リサーチカンパニーとして非営利企業で設立されました。当初の目的は論分やコード公開を通じて新しいテクノロジーの研究と浸透を目指して非営利で活動されていきました。

Ilya Sutskeverをディレクターに、決済会社のstripeからGreg Brockman を最高技術者のCTOに、とかなりの優秀なメンバーを集い設立されました。

ピーターティールやイーロンマスク、リードホフマンなどpaypalマフィアに関係するメンバーが主となりOpenAIに投資をしていきました。その中にはAmazon Web servicesも投資していたとのこと。これらの投資額はなんとその額10億円。すごい。

そんなバックアップも受けて、翌年8月に強化学習のツールキットのOpenAI Gym Betaをリリースしました。

ゲームなどを題材にAIが作れるOpen AI Gym

OpenAI Gymでは、Tensorflowなどで書かれている基本的なAI学習環境になります。ピンボールや昔のインベーダーゲームのようないろんなゲームが載せられていてゲームを見ながらAIの開発が可能です。

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画面を見るだけでなんだか懐かしい空気感を感じます。笑

2016年にベータ版がリリースされて以来、pythonで書かれていた環境もどの言語でも使いやすくなり、汎用さが増してきています。

ちなみにこのOpenAI Gym パックマンなんかもいたりします。笑

そしてこのパックマンのコードがgithubにて開示をされている、というわけです。

githubについては過去にまとめたものがあるのでこちらをご覧ください。

OpenAI Gymは手厚い環境構築

実際にOpenAI Gymを使うとどんなメリットがあるのでしょうか。

<メリット:AI構築に必要な環境が用意されている>

強化学習の「エージェント」と「環境」の共通インタフェースを提供している他、強化学習のタスクの学習に利用できる「環境」が用意されています。

強化学習を理解をする上で必要な言葉である、「エージェント」や「環境」はこちらがベターかと思います。

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対象物であるエージェントが、先の「状態」を「観測」し、その行動の結果得られる「報酬」が多い選択肢を取る。

この報酬が多い行動を取る、というのが強化学習であり、こういった環境が既に用意されているというのだから、初めて構築する開発者にとっては非常に理解を促してくれるでしょう。

最近では自然言語処理モデル「GPT-3(Generative Pre-Training-3」を開発しておりNTTデータなども採用しています。あたかも人間が書いたような文章を自動生成してくれるGPT-3は文章作成における精度の高さをほこっています。

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目的まで最短経路で到達する

githubにしても、kaggleにしても、OpenAIgymにしてもそれぞれに共通するのは、「目的地まで最短で到達する」というところにあるかと思います。

0から勉強、構築していくのではなく既にあるもの、優秀な誰かが作ったものについては商用利用可能な範囲は商用展開をしていくことがスピード感をもった開発になるかと思います。

プライベートでもビジネスでも、困った時に助けてもらえる先を探しておくことが大切です。そういった意味ではOpenAI gymが一つ情報収集の場所としてはいいのかもしれません。


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