英国のEU離脱交渉とアイルランド国境問題
英国は今年(2020年)1月末をもってEUから離脱、いわゆるブレグジットしたものの、今後の貿易関係などに関する交渉はまだ決着しておらず、英ジョンソン首相はその交渉期限を10月15日としている。
ブレグジットに当たっての最大の懸案であった北アイルランド問題については、グレートブリテン島とアイルランド島との間に関税上の境界を設けることで、一旦決まっているが、ジョンソン首相はEUとの交渉がまとまらない場合、この取り決めも見直すような発言をしている。
かつての北アイルランド紛争を再燃させないことは、共通の合意事項のはずである。
私は昨年行ったアイルランド旅行記のブログを書いている。紛争終結から約20年が経過し、いまのアイルランドは経済も発展し、文化と自然豊かな素晴らしい国になっている。私のブログの中でも、かつての北アイルランド紛争について触れ、今後の取り扱いの重要性について私見を述べている。
アイルランド問題を政争の具にしないよう、素晴らしいアイルランドに再び摩擦の種を撒くことにならないよう、切に願いたいところだ。
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