認定保健師の必要性。
保健師がカバーすべき業務は、本当に多岐にわたる。
人間がいるところには保健師が必要、だと言っても過言では無いと思う。
特に行政保健師は異動も伴うため、新生児(正確には産まれる前から)から高齢者まで、幅広い知識と経験が必要になる。
私が行政を辞めた理由のひとつは、成人保健の分野を深掘りし、そこに集中したかったからだ。
行政でしか経験できないことも多いし、異動に伴って知識の幅もどんどん拡げられるから、行政保健師でいるメリットも十分大きかったが、10年以上行政に身を置いたこともあり、次のステージに進むことを決めた。
保健師経験を積みながら考えたこと。
ナースには、認定看護師や専門看護師という制度がある。
認定看護師は緩和ケア、認知症看護、感染管理、救急看護、皮膚・排泄ケアなど様々な分野に特化した専門性を持ち、力を発揮している。
また、専門看護師は、より困難で複雑な健康問題を抱えた人、家族、地域に対してより質の高い看護を提供するための知識や技術を備えていて、地域看護、がん看護、精神看護、母性看護など多くの分野で活躍している。
ならば保健師にも、専門分野の認定制度を作ってもいいのでは?
高齢者、成人、障がい、母子、虐待、自殺、包括ケアなど、分野はいくらでもある。
もちろん看護師同様に、ベースに保健師としての知識やスキルは広く必須だけど、この包括ケア支援の推進や虐待の対策が急務である中では、そろそろ保健師にもそんな制度が必要なのかも。
なんて思う今日この頃。
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