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置いてけぼり

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#ノンフィクション

放課後

放課後

学園祭が近づき
準備も大詰めになってきた頃、
彼と私はだいぶ話すようになっていた。

彼の当時の彼女は嫉妬が激しかったため、
恨まれない程度に仲良くしていた。

ある日の放課後、
どんな流れだったかは全く覚えてないけれど
2人でカラオケに行くことになった。

彼女にバレないか不安で仕方なかったが、
カラオケの個室に入ってしまえば
そんな気持ちはすぐどこかに消え去った。

だが、それと同時に新しい気

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好きにならない理由

好きにならない理由

美容院という共通点を見つけた私たちは、
目が合えば話をする友人くらいになった。

それとほぼ同時期に、
学園祭に向けた準備が始まった。

私は裁縫が大の苦手だというのに、
どういうわけか仮装部門の責任者に選ばれ、
放課後は毎日衣装作りに悪戦苦闘していた。

そんな私を見兼ねて、
彼は衣装作りを手伝ってくれるようになった。

ミシンの下糸を巻く時には
必ず教室の片隅で本を読む彼を呼んだ。

「なんで

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