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反面教師とコーヒー。

 車を転がしながらいつも思うことがある。無敵な自転車が多いことに。

 全く左右を確認していない。前しか向いていない。それ故、一定数事故に遭ってしまうのだなと。

 自分1人の命だとでも思っているのだろうか。もしものときに親が、家族が、はたまた友人が心配しないとでも思っているのだろうか。そこで何故そういう人が存在するのだろうかと考えた。

 予定に間に合わせるための焦り。考え事。上の空。自分は事故に遭わないだろうという慢心。こんなとこだろう。この中でも一番やっかいなのが慢心だ。その他は行動や意識を改善しようと素直になれるだろう。慢心はそうはいかない。危ないから気をつけなよと言ったところで、大丈夫大丈夫と聞く耳を持たない。

 慢心の反対は謙虚、素直といったところだろうか。そのような人は、自分自身におごることなく相手を尊重し意見を受け入れたり状況を俯瞰し内省する。そこから考えるに、慢心とは自己中心的であり視座が低い状態であるといえる。

 慢心は自転車に限った話ではない。ありとあらゆる場面で、自分だけは " " と。そうなってはいけないと思い、今日も朝深煎りのコーヒーを口へ運ぶ。

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