とても大事な言葉を、実は10年前にすでに聞いていたりする
*2023/7/9作成
ぼくには、10年ちょっと前、離婚して一人暮らしを始めた頃。
自分探しをしようと思って、いいなと思った講座やセッションを,
いわゆるスピリチュアルなモノを中心に、片っ端から受けてた時代がありまして。
それらのうちのいくつかは、今のぼくを形成する大事な経験・要素になっているのですが。
そのうちの一つに「サウンド・レゾナンス」という、人の声に宿るエネルギーを読み解いて、今後の人生や生活に活かしていきましょう・・的なのを受けたことがありました。
このセッションは、午前中から夕方ごろまで丸一日、1~2週間おきくらいで全部で7回あって。
受講生はぼく一人だったので録音を許可してもらい、当時、家に戻ってからも何回か聞いた覚えがあります。
その音源を、なぜか最近、改めて聞き直してみたいと思いたったので、聞いてみると・・意外に面白くて。
とてもいいことを言ってもらってたり、まっすぐズバリと言い当たられてたり。
ぼく自身も「よう分かってるやん」的なことを言ってたりしてました。
それは例えば、
「あなた(=ぼく)は、自分はしっかり持ってるけど、自信がすっぽり抜け落ちてるんですよね」とか。
「一見「変わった人」風に見せてるけど、本当は愛の人、バランス感覚を持って人の話を聞ける人だよね」とか。
「とにかく体を大事にしてくださいね」とか。
「具体的にどんな仕事をするかも大事ですが、その前に、何をしたいのかをよ~く考えてくださいね」とか。
当時は、あんまりピンときてなかったんですけどね~。
でも、そういう話を聞いてたから、そういう人に自分が近づいていっちゃってたのかもしれませんけどね。
それはそれでいいことだと思うのですが。
あれから10年以上経った今、その録音を聞いて、とても大事なことを、とても的を得た言葉で伝えてもらっていたことに、超~ビックリしました。
そして、当時は講師の方々(2名)の言葉の意味が分からなかったのに、今、完全に理解できている自分がいることにすごくビックリしてました。
なんか、人への言葉の伝わり方って、こういうもんなのだなあと思うのです。
それは例えば、受け手のレベルが高くないと、話の100%は伝わらず。
逆に、受け手の能力が高ければ、話し手が意図していた以外のことにも気づけてしまったりして。
でも、時間が経って、知らない間に成長していて。
昔読んだ本を読み返すときみたく、もう一度振り返ってみるといろんなことが理解できたりもする。
あるいは、能力の問題ではなくて、単に受け手が集中力を切らしてしまって、その一瞬を聞き逃してしまうことがあったり。
まあでも、自分に本当に必要な言葉なら、きっと別の人からまた同じような話を聞けるんだろうなあ・・という感じ。
きっとぼくは、この50数年生きてきた間、たくさんの価値ある言葉を、たくさんのやさしい人たちから聞いてきた。
その中には、当時のぼくにはレベルが高すぎて理解できない言葉や、聞きたくなかった言葉、ぼくには当てはまらなかった言葉、単にタイミングが悪くて聞き流してしまった言葉、なんかがあったのでしょう。
そういう意味では、心に残ったり、考え方や行動が変わるような言葉に出会えたことがあるのは、とてもラッキーでありがたいことですし。
今もまだ、そういう言葉をくれた方々とお付き合いがある、もしくはアクセスできるというのは、とても幸せなことだと思います。
でも、こんなにも大事な言葉や大事な瞬間を、聞き流したり忘れて生きてしまっていた・・という事実に直面すると。
それはそれで、何らかの意味があることかもしれないのですが。
今この瞬間に対して謙虚な気持ちで臨もうと、自然に思えてきます。
今回、ぼくが、時間を経ても変わらない言葉の力に対して敬意を抱くことができたのは、録音という手段・技術があったからこそなんですが。
過去を100%再体験するというのは、とても貴重でものすごくインパクトがある出来事なのだと思います。
今回はとても面白い体験だったので、好きな本を読み返してみたり、他のセッションの録音も聞き直してみようかと思ってます。
肉体的にも精神的にも、どっと疲れるんですけどね~。
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