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日韓共同制作事業&自社オリジナルレーベルの誕生~ウェブトゥーン制作スタジオっぽくなりたい~

どうも。
コリアマーケティングの事業 創 じぎょう つくるです。

前回に引き続き、
これまでの3年間の話の続きをしようと思います。


2022年3月、
とある知り合いの大手韓国スタジオから相談がきた。

うっす~お久しぶりっす!
日韓共同制作を企画してるんすけど、
日本人作家探せないっすか?

指示はこっちで全部やるんで!
作品の発掘と作家の管理だけやってくれればいいんで!
韓国で配信される作品っす。


…ほぅ。
なんか簡単そうにみえて、よく見えない内容。

要は、下記のような制作工程のうち、

①ストーリー
②ネーム/コンテ
③線画  ★日本人作家に任せたい
④カラー ★日本人作家に任せたい
⑤後補正


①②⑤は韓国側でやって、
③④は日本人の作家に任せたい。

だから、担当できそうな日本人作家の発掘と、
指示出しに必要な翻訳・通訳やってちょ~っていう内容。


ちなみにジャンルは「男性向け成人作品」
(えぇ~エロ漫画?)

なんかできそうな気がするんだよね?社長シャチョー
(うん、そういうと思ったよ)
※「なんかできそうな気がするんだよね」は社長の口癖。


ウェブトゥーン事業やってるっていうからには、
いつか「制作スタジオ」も作って、
ワコムのタブレットとかも並べちゃって~


社長シャチョーは夢をよく語っていた。

まあ…正直、
どうやって進めるかはよくわからないけど
確かに制作に関われる実績ができるのは
会社としても、事業部としても大きい。

ローカライズ事業だって
ゼロから立ち上げたんだし、

取次事業だって
なんだかんだ始められたんだし、

今回もやってみれば
意外となんとかなるんじゃないかっていう根拠のない自信。

でも、社長もできそうっていうんだから、
やってみればいいんだ。
できないって思ったら、そこまでだから。

こうして収益計算や事業モデルを整え、
2023年5月、日韓共同制作に関する正式契約を締結。
記念すべき1作品の作業にとりかかる。


もちろん最初は苦戦した。
「作家の管理だけやってくれればいい」と言われてたけど、
始まってみたらそうはいかない。
(言いたいことは山ほどある)

マニュアルはなんてない。
読者目線で不自然なところがないようにだけ
きちんと見てくれればよいとは言わるものの、
それが意外と難しい。

作家さんは日本人。
日本と韓国のウェブトゥーンは
理想とされる人物比率から違っていた。
好まれる比率、髪型、服装もまるで違う。

「普通はこうだ」っていう、
その「普通」の感覚が違うのが一番厄介だ。

コンテは韓国語でくるから、
セリフや指示出しには
日本語訳をつけて渡してあげないといけない。

韓国で配信される作品だから、
作品の舞台は韓国。
作品内に出てくるネタも韓国。

作家さんがそんな部分まで考慮して描けるように
ネタ解説も、参考資料も必要になる。
(詳細はまた別の記事で)


でもなんだかんだ
作家さんの努力と協力のおかげで、
2023年11月、1作品目が無事に韓国でリリースされた。

これが日韓コンサル企業、
日韓共同制作事業のはじまりはじまり。

※実はこの案件をきっかけに、
うちのオリジナルレーベル[KMstudio]が誕生
社長シャチョーはちょっと嬉しそうだった。


※2023/12/28更新
本案件の作家さんも募集してます!


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#コリアマーケティング #kmstudio  #ローカライズ #韓国語翻訳



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