【読書感想文】黒田製作所物語
おはようございます。
すっかりワクチン2回目の副反応による熱も下がり快調です。
さて、福島 太郎さんからのご依頼を受けて、みこちゃんの読書感想文に参加させていただきます。
福島 太郎さんとはnoteで知り合ったKEROさんつながりで知り合いました。このKEROさんの超絶カッコいい読書感想文です。
福島 太郎さんとは一体何者?と覗きにいったところからご縁が始まりました。
50過ぎた公務員。Kindle出版で得た収益は全てこどもの未来を応援するNPO団体に寄付。
なんてカッコいいんだろう。それで、福島 太郎さんの本を購入。これが2冊目になります。
黒田製作所物語は、戦後の焦土からスタートします。
黒田虎一は身一つで黒田商店を立ち上げ、その後、和美さんと結婚。
美希さんという子宝にも恵まれ、東日本震災など幾多の困難を乗り越えて現在に至るまでを描いた親子二代に渡る中小企業の歴史を描いた物語です。
日本に無数にある中小企業。そのどこにも、ドラマがあり、歴史があり、製品に対する熱い思いがある。
福島 太郎さんはもしかしたらそんな思いでこの物語を描かれたのかもしれません。
また、地元福島県で東日本大震災を乗り越えてなお、奮闘を続ける企業に対する深い畏敬の念と郷土愛を感じました。
ここからは少しだけ辛口の感想文です。
太郎さん、虎一さんと和美さんのラブストーリー、読みたかったです。
太郎さん、東日本大震災のこと、筆舌に尽くしがたい。
であっても、黒田製作所最大の危機であり、そこからも立ち上がりなお、輝いているからこそ、敢えて触れるべきではないでしょうか。
太郎さんの力量なら書けます。
というか、物語の書き出しから太郎さんの文章の巧さに舌をまきました。
力量は充分あられると思います。
またモデルなしでのフィクションも構成可能だと感じました。
実在のモデルが存在するから、書けないのであれば、本当のフィクションにしてもなお、詳細まで踏み込んだ描写あってこそ、読書の共感と感動を呼び込むのではないでしょうか。
少なくとも、元宮ワイナリー黎明奇譚では、まるで現実かと錯覚するほどの物語構成と最後の奇想天外な甘辛ミックスな結末にぐっとくる自分がいました。
ということで、自分にも返ってくるであろう辛口フィードバック、太郎さんの次回作に対する全身の期待を込めて贈ります。
おまけ1
娘さんの名前が字は違えど、娘と同じで親近感を覚えながら物語を読ませていただきました。
おまけ2
福島 太郎さんとの出逢いによって、私はKindle出版の意思が固まりました。
それは、届けたい思い、届けたい人がいるので、Kindle出版というカタチを模索していたが、収益は欲しくない。
でも、得た収益の活用の仕方として、全額寄付という活用の仕方があるのかと行動する姿を通して教えていただいた。
本当に貴重なご縁に感謝します。
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