【読書感想文】noteで知り合った福島太郎さんのKindle出版『元宮ワイナリー黎明奇譚』に頭がシャッフルされる心地よい混乱をもらいました
おはようございます。
noteで知り合った福島太郎さんの『元宮ワイナリー黎明奇譚』を読み終えました。
簡単な感想はレビューに書かせていただきました。
ですので、いつもどおり体系的ではない、寄り道だらけの感想文を書きます。
私が福島太郎さんの存在を知ったのは、noteで知り合ったKEROさんの記事がきっかけです。
一人の本にこれだけの感想文を書くKEROさんにもびっくりしました。
それで興味を持って福島太郎さんのページを覗きに行って、自己紹介に釘付けになりました。
50を超えた現役の公務員。Kindle出版で得た収益を全額みらいのこどもたちへの寄付にまわす?
・・・なんて、なんてかっちょいいんだろう。
この自己紹介を読み、いつか福島太郎さんの本を購入しようと思いました。
しかし、いつかは、意外にも早く訪れました。
きっかけはこの記事です。
福島太郎さんは、この記事の中でこう書いておられます。
「他人には期待しない。他人はどうでも良い、自分がどうするかが大事」
ということになるでしょうか。世の中には理不尽なこと、受け入れがたいこと、許しがたいことなど、様々な事象があり、また、その情報が氾濫している中で、時に感情を大きく揺さぶられることもありますが、大事なのは「自分が何を為すか。これからどうするか」と捉え、自分ができる範囲で「未来志向」で行動することを模索しています。
激しく同意。
火がつきました。
そして、ついにポチっとさせていただいたのがこの『元宮ワイナリー黎明奇譚』です。
長い長い前置きですね。(^^;
やっと本編の感想にうつります。
架空のお話ながら、さすが公務員をやっておられるだけあります。
過去にヤクショの方々とお仕事をさせていただいたことがあります。
至る所に『あるある。これある。』。公務員あるあるにほくそ笑みながら本編を読み進めていきました。
高田純二のような大沼係長がひらりひらりと軽快に物語を進めていきます。
この行く末は一体どうなるんだろう???
そう思った瞬間に『え?』
予想外の結末が訪れます。
予想外の結末であるにも関わらず、主人公の心境が実に爽やか。
まるで美味しいワインを飲んで、楽しい時間を過ごしているような読後感。
しかも、私にとっては予想外の結末にも達観して臨む主人公の姿に予想外にぐっとくる自分がいました。
本編の後に散りばめられたショートショート。
福島太郎さんは虚構なのか現実なのか。
お写真まであるから現実なのだろうが、いや、しかし、83キロには見えない立派な姿・・。
全てに軽く混乱しながら、
『全て虚構でも構わない!だって、物語なんだもん』
まるで、福島太郎さんにいっぱい食わされたかのような心地よい爽快感に包まれながら全編読み終えました。
一つのライフスタイルをnoteとKindle出版で提示してくださり、私の狭い視野をくぐっと広げてくださった福島太郎さんに感謝です。
私も福島太郎さんを見習って12月にKindle出版だしますね。
そして収益は全額ご縁のあるNPOさんに寄付しようっと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?