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記事一覧

桜井画門『亜人』感想メモ

発端 24/3/6(水) とりあえず4巻まで読んだ。 LWさんが言ってた通り、原作者が降板して漫画担…

kqck
1か月前
19

ヤマシタトモコ『違国日記』, 『ひばりの朝』感想

年末に帰省して、実家に揃っていた『違国日記』全11巻をようやく読み終えて、ついでに『ひばり…

kqck
3か月前
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吾峠呼世晴『鬼滅の刃』感想

わたしの『鬼滅』との関わりは、TVアニメ1期が放映されて人気が爆発した2019年(4年前!)に、…

kqck
8か月前
29

【祝 完結】末次由紀『ちはやふる』を1巻から読み返した【全50巻】

・はじめに 2022年12月に刊行された第50巻をもって、末次由紀(敬称略)による漫画『ちはやふ…

kqck
1年前
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久保帯人『BLEACH』を読み返した感想メモ(主に破面篇~消失篇)

尸魂界編~破面篇中盤まで 台詞回しが5・7のリズムになっていることが多く、音読したときに…

kqck
1年前
11

『明日ちゃんのセーラー服』10巻の感想メモ

読んだ日:2022/8/7 主人公がたくさんいる。アニメ7話「聴かせてください」の原典はこれか。…

kqck
1年前
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『BLEACH』千年血戦篇と天皇制、名付けることについて

アニメが始まったのであらためてBLEACH最終章について考えている。以下はその一端。全然まとまってない。 ・天皇としての霊王BLEACH千年血戦篇で描かれる霊王護神大戦とは、ようは天皇(制)を維持するか撤廃するか、というイデオロギー闘争である。天皇(制)=霊王(システム) ここで主人公の黒崎一護や護廷十三隊の死神たちは体制の保守(右派)陣営で、ユーハバッハ(滅却師)側は制度(および「世界」)自体を無に帰すことを目論むラディカルな改革(左派)陣営である。 ただし、単純に右派

TVアニメ『SPY×FAMILY』感想

1, 2年前にジャンプラで原作漫画は一気読みしたことがあった。(当時の最新話まで)一気読みし…

kqck
1年前
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松本次郎『フリージア』感想メモ

こちらのツイートでkindleセール中なのを知り、全巻購入。(計2千円強) このKindle愛蔵版は12…

kqck
2年前
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冨樫義博『HUNTER×HUNTER』1巻〜36巻 感想メモ

・1巻〜8巻 3年前くらいにヨークシンシティ編おわり(10巻くらい?)まで読んでいたが、初め…

kqck
2年前
21

BLEACH巻頭歌骨牌(かるた)の決まり字一覧

久保帯人公式ファンクラブ「KlubOutside」の通販で注文した『BLEACH 巻頭歌骨牌(かるた)』が…

kqck
2年前
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鬼頭莫宏『なるたる』感想メモ

※ネタバレ注意 ・1-2巻 絵柄が独特。線が細く一定。(ペンの名前を知らない) 人物と背景が…

kqck
2年前
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ヤマシタトモコ『さんかく窓の外側は夜』感想メモ

ヤマシタトモコさんの漫画『さんかく窓の外側は夜』全10巻を読み終えたので、読んでいる最中の…

kqck
2年前
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ヤマシタトモコ 『違国日記』 8巻までの感想メモ

1, 2巻 2巻まで読んだ。 しんどい〜 読むのにひどく疲れる漫画だなあ 時代への訴求力がある作品なのはわかるが、今のところ自分には微妙に合わない気がしている。 それは、槙生の姉(朝の母)の造詣とか、朝ちゃんの卒業式の日に職員室へ呼び出した男性教師の描き方とか、そういうところで特に強く感じる。 なんというか、槙生と朝、メインふたりとその周りの人々(友達や元彼など)の感情や生を繊細に描くために、それ以外の社会が都合よく舞台装置にされている雰囲気が引っかかる。 この物語を読むに