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2023年6月の記事一覧

新海誠『すずめの戸締まり』(2022)初見感想

新海誠『すずめの戸締まり』(2022)初見感想

じぶんの『すずめの戸締まり』の感想、↑のポッドキャスト(2時間半あります。映画本編より長いです)ではとっくに公開していました。

しかし、そういや文章としてnoteにはまだ投稿してなかった(Filmarksにのみ投稿していた)ことに気付いたので、今更ながらコピペして投稿しまーす。

ふつうに去年の公開初日に観た直後にスマホをポチポチ打って書いたものです。

2022/11/11 11:12 執筆開

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『映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ』(2014)観た

『映画ハピネスチャージプリキュア!人形の国のバレリーナ』(2014)観た

こちら↑のnoteの最後に宣伝していた、私たちのポッドキャスト『映画館が遠い』へのおたよりフォームに、記念すべき初めての投稿がありました! 送って下さった方、ほんとうにありがとうございます! ふたりとも信じられない気持ちでいっぱいです。

その第1通目のおたよりでは、2つのアニメ映画をオススメしてくれました。

の2作品です。

『映画館が遠い』では基本的に、われわれ2人がどちらも観たことのない映

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新海誠『秒速5センチメートル』(2007)を久しぶりにみた

新海誠『秒速5センチメートル』(2007)を久しぶりにみた

23/6/24土 午前中
秒速をいちばん好きな映画に挙げる人とこの後会うので、めっちゃ久しぶりに観た。3回目くらい?

新海誠、マジで映像演出が上手すぎる。庵野秀明をさらに煮詰めたような高速の風景カット割り。モノローグに合わせて絶妙に捉え切れない鮮烈なスピードで切り替わっていく美麗な画面。走っている列車の車両内を一瞬で通り過ぎる光の帯たち。

天才的な映像作家だよほんと。新海誠の作品に関して、最後

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宮崎駿『紅の豚』(1992)初見感想

宮崎駿『紅の豚』(1992)初見感想

2023/6/19月 深夜
宮崎駿の飛行機(戦闘機)趣味全開で、お金と女を賭けた男のロマン全開の作品だという噂は聞いていたので、視聴前、ぜんっぜん期待していなかった。じぶんがいちばん苦手、興味を持てないタイプの映画だろうと。『ナウシカ』がまさにそうだったが、好き嫌い以前に興味が無さすぎてまったく内容が頭に入ってこず、テレビ画面の砂嵐を1,2時間ただ眺めていたのと同じだったように、『紅の豚』でもそん

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アニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』(2021)感想

アニメ映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』(2021)感想

【追記】

この映画の感想を友だちと3時間弱、延々と語り合いました。私が言ってることはだいたい↓にテキストで書いてあるのでそちらを読んだほうが早い(""タイパが良い"")ですが、音声媒体で聴きたい、という奇特な方がいればどうぞ。会話ならではの良さもあるんじゃないでしょうか、知らんけど。

【追記終わり】

23/6/19月
TSUTAYA準新作で借りてきた

うおおおおおおおおおおおおお 最高!!

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映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(2019)感想

映画『青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない』(2019)感想

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B081X88SB6?ref_=atv_wp_g_lp

23/6/18(日)
原作小説未読

児玉雨子さん芥川賞候補おめでとうございます!!!

TVアニメは5年前の放送当時に観ていた以来、特に見返してないがまぁいけるやろの精神で劇場版をみた。

90分ずっと退屈だった。まじでしょ~もない話。早く終わってくれないか

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湯浅政明『犬王』(2022) 感想

湯浅政明『犬王』(2022) 感想

2023/5/27土 アマプラで観た

トモナ(友魚)が友一(そして友有)になりロックミュージカル座をやり始めて以降、ずっと滑っていたかんじで非常にキツかった。

犬王のほうも同じで、序盤の片手長の異形態のときの踊りがいちばん良くて、それ以降のバレエやらストリートダンスやらを取り入れた踊りは特に何も面白みがなく、それと呼応するように次第に「正しい」人間としての四肢・身体を獲得していく犬王にとても失

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