春に仕事復帰を控えるママへ。保育園のお支度は、あなただけのタスクじゃない
認可保育園への申込結果が各自治体から発送される時期になりました。
入園が決まった皆様、おめでとうございます。
数々の入園準備タスクに白目を剥いている皆様には悲報ですが、これで終わりではありません。
入園してからも、保育園へ通うためには様々な「お支度」が日々必要になります。
本日は、この保育園のお支度について私がやってよかったことについて書きます。
大前提:保育園入園は誰のため?
入園説明会への参加、必要な物品の買い出し、物品への記名、入園後の物品の在庫管理…
こういった保育園関連タスクの大半をこなしているのがママであるというご家庭は、いまだに多いと思います。
なぜ、ママ中心になるのか考えてみました。
パパの育休取得率は年々上がっています。
その取得時期は産後すぐが最も多く、期間は半年未満が90%を占めるそうです。
一方で、ママの育休取得期間のボリュームゾーンは産休明けからの7〜12ヶ月間です。
つまり、保育園入園(=ママの育休終わり)の時期には多くのご家庭でパパは就労中というステータスになります。
それゆえ、ママの育休が終わる→『ママの仕事復帰のために』子供は保育園に入園する→保育園関連はママのタスク、という意識を持つ傾向にあるのかもしれません(パパだけでなく、ママ自身も)。
しかし、保育園のおかげで働けるのは、もちろんママだけでなくパパもです。
そして私が長女を2年間保育園に通わせて心底思うのは、彼女にとって保育園は「行かされる場所」ではなく「楽しくて行きたい場所」であるということです。
したがって私は、保育園入園はママだけでなくパパ、そして子ども本人のためでもあるという意識を持ち、保育園関連のタスクは子供を含めた家族皆でするようにしました。
この記事では、我が家で子供と一緒に楽しみながらしている保育園のお支度についてご紹介します。
(保育園関連タスクへのパパの巻き込み方については、また別途ご紹介したいと思います)
子供とできるお支度①おむつの記名(1歳〜)
トイトレ完了までは、毎日5〜10個のオムツを保育園に持参します(最近は、オムツのサブスクを導入している園もありその場合は不要)。
オムツへの記名に大活躍のアイテムがこちらのスタンプです。
我が子の名前のゴム印をオーダーして作れます。
我が家では子供が1歳を過ぎた頃から、遊びの一貫として一緒にオムツに名前を押しています(休みの日にまとめて1週間分作ります)。
子供とできるお支度②翌日の持ち物の準備(2歳〜)
我が家の娘は、2歳を過ぎた頃から持ち物に好みが出てきました。
仕事終わりに気力を絞って用意した翌日の荷物を、「イヤ!」と拒否されると辛いものです。
しかし、ならば自分で用意してよ!と言ってもそれだけではまた「イヤ!」と言われるだけです。
そこで我が家では、娘に楽しみながら翌日の持ち物を選んでもらうために『お店屋さんごっこ』を導入しました。
仕組みは単純です。
お店屋さんに商品を陳列するように、保育園に必要なアイテムをカテゴリ別に棚に並べる
ママorパパがお店屋さんとして、お客さんの娘を呼び込む
お客さんの娘は、棚からカテゴリ別に好きなものを買って(選んで)カバンに入れる
娘は2歳といえど、ごっこ遊びにある程度のリアリティを求める女子です。最初、単に棚にアイテムを並べるだけでは興味を持ってくれませんでした。
そこで、ごっこ遊びの品質改善のために苦し紛れに工夫したポイントが2点あります。
【(1)お支度棚の設置場所を工夫する】
残念ながら、私には棚を本当のお店屋さんのようにかわいらしくデコレーションする才能はありません。
棚そのものの品質を変えられないのであれば、環境(設置場所)でなんとかするしかなかったのです。
当初は畳の上にむきだしにしていた棚を、押入れの中に仕舞いました。
そして娘にお支度をさせるときに勢いよく「開店でーーーす!!」と言いながらふすまをあけて、お店屋さんオープンの合図を出します。これで娘の食いつきがだいぶ良くなりました。
【(2)2歳児が大好きなアレをここでも使う】
こちらの記事にあるとおり、我が家の長女のトイトレはシール貼りによって成功しました。
このモチベーションメカニズムを、おかいものカード(スタンプカード)として日々のお支度にも導入しました。
こちらの記事に出てくる夫へのメッセージカードと同じく、Canvaでデザインし、印刷したものを100均の手貼りラミネートシートでカードにしました。
必要な物品を全部選ぶと、お店屋さん(ママorパパ)からシールを貼ってもらえることが娘にとっての日々のお買い物(お支度)のモチベーションになっているようです。
なお余談ですが、お買い物後はお客さん(娘)からお支払いを受けます。その際に、支払い方法を聞くと大体PayPayかd払いが選ばれます。おままごとに、令和の風を感じます…。
まとめ
あと一ヶ月足らずで、保育園の新年度が始まります。
ただでさえ久しぶりの仕事にドギマギしているのに、「子供の保育園準備」という新たなタスクまで増えてしまい、精神的に追い込まれるママもいらっしゃるかもしれません。
しかし、ママの仕事復帰のためだけではなく、家族全員のために子供は保育園に入園します。そして保育園準備も、子供を含めた家族全員で楽しくできるはずです。
私はこちらの記事で、忙しいワーママ(ペアレンツ)は家事をしながら育児をすることで時間を節約できると書きました。
保育園関連のタスクは家事ではありませんが、子供と一緒にやることで育児の中での「親だけでの作業」を「子供との触れ合い」に重ねられる取り組みだと考えています。
この記事が、新年度に向けて緊張の高まるワーママの皆様の気持ちを少しでも楽にできると幸いです。
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