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激務系ワーママが3年間継続する、「家計」と「夫婦仲」を同時にイイ感じに管理する方法

「早い、うまい、安い」はかつての吉野家の牛丼のキャッチフレーズです。
「うまい」が最初でないところがミソで、提供が早いのに「まずくない」味を実現したことが吉野家の強みだそうです。

我が家の家計管理で目指しているのも、まさに吉野家と同じことなのです。
この記事では、激務系ワーキングペアレンツの我が家が実践するなるべく早く・労力をかけず・そして「まずくない(不具合ない)」程度にできる家計管理方法について書きます。

そして3年近く継続した結果、副次的に夫婦仲にも「おいしい」効果があったのでそちらについてもお伝えします。


我が家の状況

簡単に我が家の状況をご紹介します。

  • 夫婦共にフルタイムサラリーマンで、年収はほぼ同じ

  • 子どもは0歳&3歳の保育園生

  • 住まいは賃貸で持ち家は当面買わない予定

  • 学資保険無し、生命保険あり

  • 共通経費(家賃、食費等)と子供関係費用(保育料等)は折半で負担するが、夫婦各自の出費については干渉しない

夫婦で管理しているもの

家計で管理する対象にはフロー(収入と支出)とストック(資産と負債)がありますが、夫婦で日常的に管理しているのはフロー(支出)のみです。
ストックについては基本方針に合意した上で、お互いが自由に管理しています。

【資産管理の基本方針(一部抜粋)】

  • 生活防衛費は合意した金額を現金で口座に確保し、その他は投資運用に回す(毎月定額を給与口座→証券口座に引き落として「貯金」的に投資資産を購入する)

  • 娘達の大学までの教育費用は合意した金額をローリスク投資資産で運用する(これ以外は、資産の種類や銘柄はお互い自由に決めています)

家計管理に使用しているツール

Zaimという無料アプリを使用しています。
お小遣い帳の電子版みたいなもので、日々使ったお金を記録できます。

気に入っているポイントは以下です。

  • レシートを撮影することで金額を簡単に入力できる

  • 同じログインID・パスワードを使えば、夫妻両方のスマホから同時に同じ管理画面に入れる

ちなみにZaimと肩を並べて人気の家計管理アプリにマネーフォワードがありますが、ストック(資産)管理に長けているようです。
我が家はフロー(支出)しか管理しないのでZaimを選びました。

ポイント①費用項目で使うのは2つのみにする

Zaimではかなり細かく支出項目が用意されています。

どこにも分類できない費用はないくらい、項目が充実しています

しかし、我が家で使うのは食費の「朝ご飯」「晩ご飯」の2つのみです。そしてこの項目名に特に意味はありません。
あくまで記録の目的はあくまで夫婦それぞれの支出額のトータルを把握し、負担が半々になるように計算することだからです。

朝ご飯=夫の支出。晩ご飯=私の支出。食料品でも日用品でもこの2つにつけて、トータル金額のみ把握します

資産管理の基本方針で書いた通り、毎月一定額は貯金的に投資に回しているので、その上で余った分については赤字にならない限りまあいっかということにして細かい費目別の管理はしていません。
通常時と比較して、倍半分になるレベルでトータルの支出額が多いときのみ個別の入力データを見て内容を確認しています(旅費が影響していることが多いです)。

なお、支払についてそれが「共通経費」か「個人の出費」かの判断も各自に委ねています。
娘のお洋服でも、私の趣味で勝手に買ったものはZaimにつけなかったりします。

ポイント②「決算しないと損」な仕組みにする

家事の配分的に、決算作業は夫のタスクにしたいと考えていました。
決算と大げさにいっても、Zaimに入力したトータル金額とその他固定費用をExcelのフォーマットに入力し、負担額が半々になるように支払実績が少ない方に送金依頼を出すという15分程度の作業です。

月末に夫から送られてくる決算結果。この月は私→夫に12万ほど送金しました。Zaimのデータは「食費」の欄に入り、残りは手入力です(とはいえ、毎月定額の項目が多めのため入力の手間はさほど無い)

決算作業をサボらずしてもらうため、大きな固定費(家賃&保育料)は夫の口座から引き落としています。
その結果、基本的に支払額は夫>私になり、夫は決算しないと自分が損する(私から送金を受けられない)ため毎月きちんと作業してくれるようになりました。

ポイント③地獄の沙汰(夫婦喧嘩)も金次第

家事の負担は夫婦で半々になるように設定していますが、それでもやはり「え、私のほうが大変じゃない?」と思うことがあります。
そんなときは、決算のタイミングで負担割合の変更を申し立てます。
例えば、育休中はあきらかに私の家事負担が大きくなっているので、負担割合は半々ではなく夫2:私1にしています。

この仕組みにして良かったと思えることは以下です。

  • 月に1度、家事分担について強制的に考えるタイミングを持てるようになった

  • 家事=やって当たり前ではなく、家事=労働(賃金が発生するもの)という捉え方になり、お互いの家事労働に感謝できるようになった

  • 夫婦間の家事分担方法に正解は無いが、お金で精算することで無駄にモヤついたり喧嘩することが減った

夫婦で同額ずつを入れた共通の口座を作り、共通経費はそこから出していくという仕組みも検討したことがあります。
その方法だと毎月決算する必要がないのでより効率化できますが、上記の夫婦仲上のメリットを踏まえて今のやり方に満足しています。

まとめ

共働きでありそこまでお金に困っていないからこそ許される雑さかもしれませんが、このやり方で我が家はまあまあ予定通りに貯金(投資)額を増やせています。

細かく管理すればもっと節約できそうですが、家計管理は継続してこそなんぼだと思っています。
これからもなるべく早く・労力をかけず・そして「まずくない」(かつ、夫婦仲にもちょっと役立つ)家計管理を続けていきます。
 
この記事が、同じような金銭感覚&家庭状況の方のお役に立てると幸いです。

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