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★アンチエイジング★活性酸素ってそもそも何??活性酸素を減らす食べ物も

前回記事で活性酸素は免疫にとって必要になるものと知って気になったのでもう少し調べてみました。

活性酸素とは他の物質を酸化させるフリーラジカルを含む、または発生させる酸素で、結果的に体を『酸化』させるため、体にとって悪いというイメージでした。美容業界でも老化を早めますのでとくに嫌われている存在です。ですが、わが国の厚生労働省は活性酸素は免疫にとって必要で、安易に活性酸素を除去するのは危険であると説明しています。一体、どういうことでしょうか?


活性酸素のいい面

活性酸素のいい面と悪い面を書いているお医者様の記事がありました。

活性酸素は、外部から侵入してくる菌や微生物を排除してくれるなど、体の健康を守るために、人間(生物)の体内で必要に応じて作られる有益な物質ですが、良い働きをする半面、活性酸素は反応性の強い物質なので身体の細胞を傷つけ、体内の物質と反応してしまい過酸化物質(活性酸素によって酸化させられたコレステロールや中性脂肪といった脂質)という脂質のサビをつくるなど、健康への悪影響も及ぼしてしまいます。
活性酸素の他の物質を酸化させてしまう性質によってDNAにも害を与えてしまい、ガンや老化にも大きく関わっていると言われています。


免疫という意味は、『外部から侵入してくる菌や微生物を排除してくれる』という意味だったんですね。悪い面は、お医者様の記載にもあるように活性酸素は癌や老化と関わっているという見方が一般的なイメージでしたので意外ですね😲

もう少し、活性酸素のいい面を見て行こうと思います。

オタマジャクシとショウジョウバエの研究です。

オタマジャクシの尾の再生には切断による活性酸素の生成が必要であることを明らかにした。その直後、Gauronらは、成魚のゼブラフィッシュの鰭の再生時に切断部位で同様の活性酸素が生成されることを示し、胚盤胞の形成における役割を証明した。さらに最近では、Serras研究室が、ショウジョウバエの翼の元のDNAの再生を誘導したわずか数分後に、酸化の亀裂の存在を示した。また、プラナリアでは、切断によって誘発される活性酸素の亀裂が、幹細胞の適切な分化と再生に必要であることを報告している。

どうやら、活性酸素は細胞の再生に必要なものみたいですね。もし活性酸素がなくなったら細胞は再生しにくくなるということでしょうか。

ストレスの役割

癌にもなる原因だけど、細胞の再生に必要なものってどういうこと!?と言いたくもなりますが、要は、活性酸素がありすぎると癌や他の病気になりやすくなり、なさすぎると細胞の再生(細胞が酸化しにくくなる)ができなくなるということです。

ストレスで活性酸素は生成されます。感情的なストレスは、フリーラジカルの生成を増加させて酸化ストレスを増大させます。同様に、学業上のストレス(学業への専念、経済的なプレッシャー、学生の時間管理能力の欠如などによるストレス)や睡眠不足  は、血中の抗酸化物質保護レベルの低下と関連しています。

しかし、一方では、ストレスが誘発されると、その後のより深刻なストレスに対する細胞の抵抗力が高まることもあります。研究では、プロオキシダント(ビタミンCのような役割)、アルデヒド(お酒など)、カロリー制限、放射線照射、紫外線照射、ヒートショック、過重力など、多種多様ないわゆるストレス要因による抗加齢・延命効果が報告されているのです。熱や寒さも同様の働きがあります。

ただし、『適度に』です!何事も過ぎたるは猶及ばざるが如しです。

ある程度の運動で体が鍛えられ、ある程度の苦労で能力が磨かれ、そして、細胞にもある程度のストレスで若さを保てるという点は共通しているのかもしれないですね🤗

たまに活性酸素をなくせばいいという安易な考えも見受けられます。適度な濃度の活性酸素種もまた、不要な細胞にから体を守るために不可欠です。抗酸化サプリメントの投与によってフリーラジカルが減少すると、がんを含む損傷した細胞を生体から排除するための本質的な防御機能が阻害される可能性があります。

ビタミンCサプリは逆効果のときもある

製薬業界では強く推奨され、多くの人が服用していますが、抗酸化物質のサプリメントは、酸化ストレスや酸化による損傷に対する十分な防御にはならず、寿命を延ばすこともできませんビタミンCや、βカロチン、ビタミンEが上げられます。以前の記事でビタミンEは遺伝子組み換えの大豆を使っているケースが多いためオススメできないという話もありましたね(^^)

しかし、それ以前に死亡率を上げるという驚きの研究もあるようです。

これらの抗酸化物質は、血液脳関門を通過できず、吸収が悪く、特定の生理条件下ではプロオキシダント(アスコルビン酸塩やカロテノイドなど)に変換されるため、酸化ストレスの役には立ちません。

プロオキシダントとは、抗酸化作用があるのに逆に酸化させてしまう現象のことを言います。ビタミンCの場合は、体内に特定の金属イオンを多く含むと、体を酸化させる現象がおこるようです。とくに重要な金属は『』です。これも前回の記事で、鉄は体から排出しづらい金属と説明をさせて頂きました。


この鉄が体の中に溜まりすぎているとビタミンCは体を酸化させます。

例として、ビタミンCは過酸化水素のような酸化性物質と反応する場合は抗酸化性を有するが、食品の成分として含まれる微量の銅や鉄などの金属イオン、ミオグロビンやヘモグロビンなどのヘムタンパク質などが存在する場合、空気酸化を促進することが知られています(フェントン反応)。種々の金属イオンを介して分子状酸素や過酸化水素からヒドロキシラジカルが発生することから、高濃度のビタミンCと金属イオンを摂取することは、酸化促進させる条件であると言われています。

※ヘムたんぱく質=ヘム鉄(2価鉄)+グロビン(タンパク質)

補足をすると、3価鉄が基質を酸化して2価鉄(ヘム鉄)になったあと、アスコルビン酸(ビタミンC)の酸化体が2価鉄(ヘム鉄)を3価鉄に戻し、より強い活性種としてしまうことに拠ります。ちょっとややこしい話になっちゃいますが汗。簡単に言うと、鉄をビタミンCはさらに酸化させやすくするということです。

ヘム鉄は赤身の肉や魚、魚介類に多く含まれます。

運動による酸化ストレスは、インスリン抵抗性を改善し、体内で生成される抗酸化防御能力を促進する適応反応を引き起こします。しかし、ビタミンCに限らず、抗酸化物質を補給すると、抗酸化物質の補給によるフリーラジカルのシグナル伝達が阻害され、ストレス反応を引き起こすのに必要なフリーラジカルレベルの上昇に対するミトコンドリアの適応反応が起こらないため、ヒトにおける運動の健康促進効果が失われる可能性があるそうです。(※ミトコンドリアとはエネルギーを生成する細胞の回路のようなもので、人間の体にとって最も重要な働きをしています。)

サプリよりも野菜や果物の栄養素のほうが素晴らしい✨

果物や野菜に含まれる他の物質、あるいは複合的に混合された抗酸化物質(グレープフルーツ、ニンニク)、細胞増殖の阻害剤(赤ワインに多く含まれるポリフェノールの一種であるレスベラトロール、緑茶ポリフェノール秋ウコンに多く含まれるクルクミン)、転移の阻害剤にもなったり、エストロゲンの拮抗剤(ポリフェノールの一種であるフラボノイド)、血管新生の阻害剤(大豆に含まれるゲニステイン、カテキンの一種であるエピガロカテキンガレート)など)が複合的に組み合わされた物質が、果物や野菜を多く摂取している人に度々見られるように、心血管の健康状態の改善やがん発生率の低下に寄与している可能性があります。

こうやって見るとカテキンを多く含む緑茶って最強ですね✨赤ワインも外せません🤗ちなみに毎度の食事も体内で酸化ストレスはかかってくるそうです。食後の緑茶や赤ワインなんかがあったらさらに良さそうですね(^^)

ちなみにクルクミンはカレーに含まれるときがあるそうですが、などに含まれるレシチンと一緒に摂ると吸収されやすいそうです(^^)

活性酸素 アンチエイジング

キーマカレーによく卵がのっていますね✨カレーオムライスもよさそうです🤗

他にもマグネシウムが不足するとフリーラジカルの生成が促進されるため、ミトコンドリアの酸化・還元ステップに必要なマグネシウムも必要です。玄米にがりが取りやすいですね(^^)沖縄の『ぬちまーす』という天日海塩もオススメです。

赤ワインや緑茶並みにココア、松樹皮も抗酸化に有効とのことです(^^)

睡眠も大事

メラトニンは、すべての生物において、主に1日の暗闇の時間帯に生成され、日中には少量しか合成されないと言われています。メラトニンの抗酸化作用は前回の記事でもご紹介しましたが、ビタミンEの200倍ですからね汗。

この体内の強力な抗酸化物質であるメラトニンを必要量生産し、核とミトコンドリアのDNAを保護するというメラトニンの特別な役割を享受するためには、完全な暗闇の中である程度の十分な時間をかけて眠る必要があります。メラトニンは、細胞膜や血液脳関門を容易に通過できる抗酸化物質でもあります。

参考文献はこちらです(^^)


健康的に若々しく人生を送っていきましょう✨


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