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新建築月評ゼミ「gpz」

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記事一覧

第2回勝手に月評 -出張版!代々木上原~下北沢 建築巡り-

こんばんは!M2の笠瀬です。
どうしても記憶が鮮明なうちに書きたくなったので夜分遅くに失礼します。

本日は出張版gpz!
午前中は「杭とトンガリ」、そして午後には「BONUS TRACK」を見学させていただきました!
ここでは設計段階でのお話や、実際に訪れてみた感想などを交えながら、学生の視点で感じたことを綴ってみたいと思いますのでお付き合いください。

□杭とトンガリこちらの建築は商店街に面す

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第1回勝手に月評 -新建築/住宅特集2023.3月号-

こんにちは。M2の井上です。
今年度初のgpzでは、新建築と住宅特集の3月号の批評を行いました。
その様子をお伝えしたいと思います。よろしくお願いします。

※ 以下は建築学生が勝手に批評した内容です。あたたかい目でご覧頂ければ幸いです。このマガジン内の投稿で度々断りがされていますが、改めてお伝えしておきます。

設計者の意図を読み解いた上で…

全体的な印象として、今回は設計者がどのような意図で

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第2回勝手に月評 -新建築/住宅特集2022. 2月号-

0.はじめにこんにちは、M1の九里です。
先月に引き続き、今回は新建築/住宅特集の2月号を取り上げ、建築批評を行いました。今回は3年生が見学に来るなど、GPZの輪が少しずつ縦方向にも広がっていることを実感しており、研究室に止まらないさまざまな視点から今後も建築を批評していけたらなと考えています。
実は、私自身も現在はI-AUDという他研究室に所属しており、そこで培った視点や価値観等から議論をしてい

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第1回勝手に月評 -新建築2022.1月号-

こんにちは、M1の笠瀬です。

今回は新建築1月号を対象として行われたgpzの様子をお伝えします。
まず、前回のnoteの更新から時間が空いてしまったためgpzについて軽く紹介させていただきます。gpzとは「月評ゼミ」の略で、学生が各自新建築を読み込み、作品を自分の言葉で批評するというものです。ここでは、「言語化することは創作する時に役立つ」という先生の教えに基づき、自身の責任で建築を批評すること

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第2回勝手に月評 -住宅特集2021.1月2月号-

第2回勝手に月評 -住宅特集2021.1月2月号-

-はじめに-こんにちは、M2の根本です。

今回は住宅特集1月2月号を対象として行われた第3回gpzの議論を元に、執筆いたします。あくまで学生が自身の責任で建築を批評する場として、暖かい目でみていただけますと幸いです。

さて、今回のgpzはB4が新メンバーとして加わり、総勢24名となりました。
これだけ人数が多くなると、多くの作品を議論することには大変時間がかかってしまいます。
そのため、gpz

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第1回勝手に月評 -住宅特集2020.11月12月号-

第1回勝手に月評 -住宅特集2020.11月12月号-

0.はじめに こんにちは、M1の村上です。
門脇研では昨年から行ってきたgpz(月評ゼミ)を今年も継続する運びとなりました。今年からの新しい取り組みとして構成員がnoteにて「勝手に月評」を執筆し、議論を世に開く試みを行います。時折ゲストとして多方面からの専門家をお招きしますが、本noteにて記される「話者」と「意見」は必ずしも本人の意図に合致しないことを初めに断っておきます。あくまで学生が自身の

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身体のありか

明治大学大学院 古田將(M1)による「gpzレポート」

身体のありか

春学期はずっとリモートでの授業だった。オンラインでも授業はできると言う。リモートでも画面越しに帰省ができると言う。間違いなくできる、いや、できていた。先生も友人も家族も画面の前にはしっかりいて、授業も問題なく受けられるし、友人とはミーティングができるし、家族には元気な姿を見せることができる。しかし、それはどこか空虚でそっけな

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拡散する商業建築と、それぞれの前線

拡散する商業建築と、それぞれの前線

2019年12月から現在に至るまで、雑誌『新建築』について議論を行う「月評ゼミ」が、明治大学構法計画研究室内で開催されている。本記事は、大学の春学期(半期)が終了したことを契機とし、振り返りとして、それぞれのメンバーに課せられたレポートの一部である。 明治大学大学院 大栁友飛

0.はじめに筆者は現在、大学院で商業建築についての研究を行っているが、今回は、新建築に掲載された商業建築から、現在の商業

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微視的な都市へのまなざし

明治大学大学院 菊地裕基(M1)による「gpzレポート」

室内から都市へ
都市における外部の重要性が見直す機会が与えられている。ステイホームの中で家にいる時間が増え、自分と向き合う時間が増えるだろうとニュースでも言われるような現状だが、どちらかというと自分と向き合うよりかは自分のいる空間について向き合うことが多くなったという方が正しいのかもしれない。リテラルに鏡中の前の自分と向き合うということで

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発明に飢える

発明に飢える

明治大学大学院 鈴木遼太(M2)による「gpzレポート」。

明治大学構法計画(門脇)研究室で毎月開催される月評ゼミ「gpz」。毎月初めに一度、各々が紙面から読み取った批評をぶつけ合う場所は今日まで12月号から8月号の9回にわたって催された。参加者には2020年春学期の総まとめレポートが課されたという経緯があり、春学期を振り返りつつ自身の興味と照らし合わせて、拙いながらも綴っていきたい。

前提を

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