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夫婦喧嘩

いつもありがとうございます。
kkkmam です。

先週 土曜の話。
朝7時。8才と6才が9時から習い事に行くのでお弁当を作りながら、子供達3人の朝食を用意しつつ、1才の着替えをして、洗濯機を回しました。朝食を食べさせつつお弁当作りの続き。お弁当と子供達の用意が出来たのでいざ出発。1才の末っ子も車に乗せて習い事まで送りました。

はい。ここまで夫は一切出てきません。
寝てましたねーーー。

実はこの数日前に親知らず(歯)を抜く手術をしていて口が腫れている状態でした。ロキソニンも飲んでいるようなのでそっとしておいた次第です。

この後も、11時半ごろまで姿を現しません。掃除機かけて、洗濯物干して、朝食とお弁当の後片付けをし、末っ子とブランチ。お弁当の余りや朝食の余りのようなものをmamは何となくつまみつつ、子供の口へご飯を運びます。その後、プラレールで遊びつつうたた寝。そろそろ末っ子のお昼寝タイムだー、mamも一緒に寝よ。と思っていたら、夫登場。

「お昼ご飯は?」

ああー?今片づけ終わった所なんすけどーーーーー?(心の声)
外に食べに行って欲しいと言いかけましたが、夫がぬぼーーーっとしているので、レトルトカレーを温め、目玉焼きを焼き、冷蔵庫にあった野菜炒め的なものをトッピングして、ドンと出してお昼寝へ。子供を抱っこしてドアから出ていこうとするmamの背中に向かって、「食べないの?」的問いかけがありましたが、「寝ますぅ」と小さく返事をして階段を上がりました。

15時頃にお昼寝より起床。はー、よく寝た。末っ子絶好調!元気もりもり大爆発。さてさて夕飯の準備ですかねー。夫もさぞゆっくりできたでしょう。この大爆発1才児は夫にお願いして、サクサク夕食作ろうかなぁ。とか思いつつ末っ子に腹の上に乗られながらベッドで考えいました。夫が煙草を吸いに階段を上がってくる音がしたので、そろそろと思って起き上がり、階段を下りて冷蔵庫を眺めつつ何を作るか考えていました。

夫が階段を下りてくる音が一向にしません。
ん?おかしくない?
ま、まさか、また、寝た?????
はーーーーー???
眠いなら子供とmamが昼寝してる間に一緒に寝んかい。どーせ誰もいないからだらだらテレビでも見てたに違いない。許すまじ。体が辛いかなと気遣っているのに、一人の時間は起きてて、子供とmamが起きてきたらいなくなるってどーいうーこった。はい、我慢突破でーす。

という事で、お布団にくるまっている夫へカチコミ実行。
なんで今から寝る?一日中子供見てるんですけど。下の子と遊んでよ。寝るならお昼寝のタイミングで寝てよ。これから寝てどーせ夜寝ないんでしょ。で明日また朝起きないんでしょ。いい加減にしてもらえませんか。
半分寝ている夫にイライラばーーーん、カリカリどーーーん。半日我慢していたので激おこモードです。

まだお布団の中でうだうだしている夫を見限り、キッチンへ行って夕食準備を始めました。その数分後に1階へ下りてきた夫に、「いきなりキレてしゃべるなって。子供と遊んで欲しいって言ってくれたら分かるじゃん」と、言い返され、2、3トーク喧嘩腰でお互いに会話をしましたが、「外で遊んでくるわ」と夫が末っ子を連れ出してくれることに。

野菜をザグザグ切り刻みながら(八つ当たり)、数分前のやり取りを回想して再イラっとするを何度か繰り返した後に、なんであんなに怒れたんだ?とふと自己分析をしてみると、「あああああ、生理前だ」と合点が行って、反省をしました。いつもならイラっとしていても、寝てないで手伝って。と、軽く言う程度で済むのに怒れたなー、イライラを止められなかったなー、と、そして原因は夫ではなく生理直前のホルモンのせいでした。(たぶん)

夕食を作り終え、30分程一人で茶を飲みながらぼーーーっとしている中で、なんだかんだ言っても夫婦らしく、父母らしくなったもんだわね。と結婚当時のことを思い出しながらしみじみしました。

結婚するまで10年、結婚してから10年。
この期間の中で夫婦、父母らしい状態になったのは 4年前くらいでしょうか。最近やっと家族っぽい状態になれたかなと思ってしまう程です。

新婚当初の話。
一人暮らし用の冷蔵庫しかなかったので大容量欲しい、欲しくてたまらんと思っていました。でも夫はDigるの大好き、長考大好き、なんでも時間のかかるお方です。まして家の中でなかなかの存在感を持つ大きな冷蔵庫、勝手に買ったら文句しか言われんだろうな。とビクつき手が出ないでいました。
すると「私がお金を出したことにして買っておしまいなさい」と、神(実母)からありがたーい助言を授かったので、家電屋さんへいざ出陣。

電気屋より夫へ電話。経緯を説明して買います宣言だけしました。この電話の時は「やめて、勝手に買わないで。ちゃんと考えたいから。」と食い下がられたのですが、神(実母)が「私が買うんだからいいよねー」っと、夫を黙せ終了。欲しい物を手に入れ、ルンルンで帰宅したmamですが、どう見ても機嫌がよろしくない夫と夕飯を食べることになりました。

ずっと黙ってる。黙々と夕飯とビールを口に運びながら、ずーっと黙ってる。3、4本飲み終えた辺りで、「何買ったの」と質問されたので、パンフレットを渡しながら「これの 白」と小さく回答するmam。
「白じゃなくて、せめてグレーにしてほしかった。」
「なんで勝手に買うの。」(溜息)
「もう絶対、お母さん使ってとか、ああいうことしないで」(席を立つ)

どんなだと使いやすいとか知らないくせに、メインで使うのはmamなのに、なんでこんな文句ばっかり言われるんだ。せっかくお母さんと楽しく買い物できたのに。おまえが考え出したら冷蔵庫変わるの1年以上先になるだろが!(心の声)
そう思いました。涙目になりながら思いました。でも何も言えませんでした。新婚ですからね、きっと嫌われたくなくて何も言い返せないような関係性だったのかなと今では思います。

長男出産後の話。
昨今のようにパパの育休など皆無な頃なので、出産直後から赤ちゃんと一対一で過ごしていました。どうしてあげると喜ぶとか、リラックスするとか、寝てくれるとか、全く分からなくてmamは一生懸命ですが、なかなかに空回りしていたと思います。あんまり記憶ないけど・・・(授乳期は寝不足がちになるので記憶が曖昧か消し去れている事が多い)

夫は仕事の帰りが遅いので、平日は毎日2人でお風呂へ入って、寝かしつけもしていました。土日のどちらかだけ、夫が赤ちゃんとお風呂へ入ってくれていました。ある週末。昨日(土曜)お風呂へ入れてもらったけど今日も入れてもらろう! とお風呂の準備をして、夫に声をかけました。すると「なんで2日も俺がやるの?」と。


「なんで私が7日あるうちの6日もお風呂当番なの?2日間くらいやりなよ」


言えました!言い返せましたね!
夫から特に反論はありませんでした。どう思ったかも聞いていませんが、言い返せたことがでかい。子ができて妻と母の両面ができると強くなるのです。

他にもこんなことが。家にいるのに土日も一緒に夕食を食べる習慣が無かったので、ご飯を食べられるようになった長男とmamだけで夕飯を食べ、その横で夫はテレビを見ているような状態が数ヶ月ありました。その間、mamは2回夕飯を作る、片づけるという事をしていました。なんでこんな事しなきゃなんだ?そして何か変だ。と違和感を感じていたのですが、その正体が自分では分からずにいました。
この話を神(実母)に愚痴ったところ、「土日くらい一緒にご飯食べよう。って誘ってあげなきゃ分からないんじゃない?」と言われ、それだ!感じていた違和感は、食卓を囲むという事だ!!!と目が真ん丸になりました。

大学生くらいからでしょうか、夕食の時間って20時より遅い時間が増えますよね。バイトとか、仕事とかで遅くなるので夕食も遅くなる。その期間が長いと、子供が夕飯を食べるような時間に食事をするなんてそもそも頭にないのです。お腹も減らない。でも母になると、子供に食事を作って一緒に食べるようになるので、自然とそのリズムが当たり前に強制されるのですが、生活リズムの違う父はそのリズムに急には乗れないんだなー。と納得。

神(実母)からの助言を大切に持って帰り、夫に土日は一緒に夕飯食べよう。子供もその方が喜ぶよ。最悪一緒に食べなくてもいいから、テレビ見ずに席に座ろーよと話をしました。それから食卓を囲むようにやっとなりました。そしてmamの仕事も減りました。
こうして一歩一歩、夫婦、父母、家族が形成されていきます。でもまだまだ未成熟。

次男出産後の話
育休が明けて仕事を復帰したてのころ、まだまだ自分で家事をやっていたmamは家事分担の話を夫へ願い出ました。洗濯干すから畳んで欲しいとお願いしたのです。4人分になった洗濯物。保育園で使う小さなタオルが毎日8~10枚、着替えが2セット。など、まだ子供2人は小さいので一回洗濯機を回せば洗えるものの、アイテム数が多くてとても畳むところまで手が回りませんでした。
勿論快諾してくれたのですが・・・
週1、2のペースで畳まれていない日がなぜかある。どうしてもある。理由はいろいろあるのでしょう。帰りが遅くなった。疲れてる。仕事が残ってる。辺りですかね? いや、一緒よ?mamも一緒よ?疲れてる。少し残業した。今日は生理。とか色々色々あるけど、サボりませんよ。だって家回らなくなっちゃいますもの。子供がお腹減らしちゃうもの。

なぜおまえはサボってええんかのー?(心の声)

そんなモヤモヤを抱えつつ数週間過ぎたころ、急にサボりが全くなくなり、どんな日でも必ず洗濯物が畳まれるようになりました。

・・・すごいじゃん。
ちゃんとやってあるじゃーーーん。

やってよとお説教もしていないのに改善されたので、感激。
後日本人が言っていたのですが、朝子供が起きてくるより前の時間(6時くらい)に、mamが自分が畳まなかった洗濯物を超スピードで畳んで、保育園鞄に8~10枚のタオルと保育園用の着替えを押し込み、朝の着替えも用意して、他のいらない洗濯物を片付けている姿をみて、これはダメだ。と思ったそうです。仕事復帰して仕事に行かなきゃいけないのに、自分がやっていないしわ寄せがmamに行き、負担になっていると反省してくれたそうです。その時のmamの血相もかなりの圧力があったのでしょう。

成長したねーーーーーー。
くぅーーーーーーーーー。
そういう事に気が付くようになってくれた。夫として視野が広くなったのかもしれません。

mamもこんな話があります。
子供達を寝かしつけた後、夫が帰ってくるのを待つようにしていました。残っている家事をやり、時間があれば好きなことをして過ごすのですが、温かいご飯を食べさせたくて待っているような時間でした。

夫が帰宅し、自分担当の家事を済ませてお風呂へ入ります。その時間に夕飯を仕上げます。例えば、豚カツだとすると衣をつけて揚げるだけの状態にしてあるので、もう一度油を温め、夫の為だけに数枚の豚カツを揚げたーり、焼き魚なら魚をグリルで焼き、親子丼なら残しておいた玉ねぎと鶏を煮て卵をおとすなんてことしてましたねー。

これは神(実母)から「揚げたて、出来立てを食べさせてあげなきゃよ!」という呪いの言葉を信じ切っていて、そうする事が正義であると思っていたので結婚後数年間は続けていたと思います。

育休中は良かったのです。特に何も思っていませんでした。神(実母)の言葉を信仰し、無駄な光熱費を使って夫へ出来立ての夕食を提供し続けていました。仕事をお休みしている分、心に余裕もあります。仕事をしていないという夫に対する引け目も多少あるのだと思います。

でも、復職後はそうはいきません。仕事してるのに、こんなに疲れているのに。と自分がしている事の価値をどんどん高めてしまいます。そうすると対相手にもそれなりの対応を求めてしまうのです。

毎日こんな状況でした。
お風呂を上がってくるタイミングを見計らって、出来立てがダイニングに並ぶようにしていました。mamの満足度はかなり高いです。どーだー揚げたてたぜーーー!!ぐらいのどや顔でお皿を並べます。し、か、し、夫はそれを放置するのです。スマフォをいじり、数分、なんなら数十分放置。目もくれません。料理は出来立てではなくなりどんどん冷めていきます。

いつもそれを見て、冷めちゃうから早く食べてね。出来立てだよ。などと軽く声をかけたりしていました。次第にイラついてきます。それが蓄積されていきます。なんですぐ食べないの、こっちは熱々をだして「あげてる」のに。「せっかく」美味しいだろうと思って作ってるのに。こんな調子で日に日にイライラは怒りにも変わっていきます。

そしてついにある日、爆発。
アジフライを揚げました。いつもと同じようにタイミングを見計らって揚げました。熱々、サクサクです。食べるなら今しかありません。でも食べない。声をかけてもスマフォを見てる。

「だから、早く食べろって言ってんじゃん。スマフォ見てないで料理出されてるんだから温かいうちに食えよ。」(暴言)
しかしこの発言に夫は、
「は?飯なんて自分のタイミングで食うし。なんで強制されるわけ?」と反論。その後何ターンか口論が続き、勝手にしろやくらいの言葉で会話が投げ出されたように記憶しています。なかなかに大きめの喧嘩になりました。

次の日、通勤中に電車に揺られながら音楽を聞きつつ昨晩の回想をしました。いつも通り再イラっとが繰り返されます。まじありえんわー。と何度も再イラを追体験するのですが、「自分のタイミングで食べる」というワードに思考が引っ掛かります。

神(実母)は料理が上手で、いつも温かい食事を用意してくれいました。父も早く帰れた日は子供達と一緒に晩酌しながら夕飯を食べていました。そんな環境でmamは育ちましたが、夫は共働き家庭で、兄弟は年の離れた姉なのでバラバラで食事をすることが多かったのです。みんな各々のタイミングで夕飯を取っていたのだと思います。前述の食卓を一緒に囲もうよと提案したことのように、文化として、出された料理を温かいうちに食べるとか、みんなで食卓を囲むとか、そういうものが無い家庭環境だったのです。

育ってきたかんっきょうが ちっがうからーぁぁー♪

なのです。つまりは、親切の押し売り。実家の当たり前を正解と思い込み、それを夫にも押し付けるという事をしてしまっていた。と電車の中で気づき、もしかして私、間違ってた?と自分に疑問を持ちました。

職場でいつもランチを共にしている同世代の同僚に、昨晩のことを共有しました。数人の同僚の中に一人、旦那様が主夫で自分が大黒柱として仕事をしている方が一人おられます。その子が一言。「旦那さんの気持ちも分からんではない。」と言いました。

仕事終わって疲れてて、ちょっとしかない自分の時間を過ごす時間。自由にしたいと思うかも・・・という話になりました。

腹に落ちました。
納得しました。
良くなったと思いました。

その日の晩(喧嘩をした次の日)に、夫が帰宅したタイミングで謝りました。昨日は言い過ぎたし、自分のタイミングでご飯ぐらい食べたいよね。ごめん。と伝えると、夫も自分の言い過ぎたし、自分の為に温かい料理を用意してくれているのに申し訳なかったと言ってくれました。そして、料理を用意しておいてくれたら自分で温めて食べるから、先に休んでてくれていいし、好きなことをしていて、必要な時は声をかけるからとも言ってくれました。こうして、夕飯を2回に分けて用意する事を数年前からしなくなりました。


なぜか近しい人(身内)には正解だと思って親切の押し売りをしてしまいがちです。友人や会社の同僚には、どれだけ親しい関係だとしてもそこまで踏み込まないのに、親や、夫、子供に対しても、これが正解なんだって!となってしまう事が時々あります。距離感て大切ですね。

そんなことを思う出来事でした。
なんで分かってくれないの!と思いすぎて、自分の感情ばかりになって相手の気持ちを思いやれなくなってしまう事があります。そんな時にこの「アジフライ事件」を思い出して、少し冷静になるように、それが出来るようになったように思います。

他にも大なり小なり、夫と結婚してから事件はいろいろありますが、書ききれない。ありすぎて書ききれないです。でもこういう出来事を通して、夫婦、父母として少しづつ成長しているのだな。関係性は固まっていくのだなと40歳を手前に感じています。

そんなことを30分1人で茶を飲みながらボーっと考え、生理でイラついていました。ごめんなさい。と謝ろうと思った土曜日の話です。

結婚したら夫婦になることも、子供が生まれたから父母になることもすぐには出来なくて、徐々に、時間と多くの出来事を経て形成されていくのだなーとこの年になって思う。当たり前のことだと思うのですが、mamはまだまだ自分のことが分かっていないような人物なので、飛び級ができません。これからも家族を形成していく作業を繰り返すのだろうと思います。そんな週末でした。

お読みいただきありがとうございます。
また遊びに来てください。

kkkmam


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