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仕事はアート、主観

スポーツは客観的に結果を共有できる。
たとえばテニスのサーブ

決まった
決まらなかった
誰が見てもわかる。客観。

ホームランになった
ならなかった
わかる。客観。

ところが仕事はあくまで主観だ。

忙しい
ひま

これも主観。本人がそう思ってるだけ。

「これだけのクオリティを出した。エラい、オレ」

と本人が思っていても

受け取った側が

「ふーん、この程度ね」

と思うことなんてザラだ。

仕事についての議論をややこしくしているのはここ。

そう、仕事はすべてアートなのだ。

だから

「わたしたちがこんなに忙しくしているのに、隣の部署はムダ話ばかりして笑ってる。不公平。プンプン!!」

というのが起こり得る。

仕事はあくまで各個人のアートであり、主観の世界。
なのにジョブ型雇用とか転職サイトの「スキル」ってのは「客観化できる」という誤った前提のもと設計されている。

職場はほぼ100%人間関係でできてる。

居心地の良さは

「わたしのスキルを磨くことができるか・できないか」

というスポーツ的指標では生まれない。

人間関係は、相手とのレスポンスの色で決まる。

ここで大事なのは、

レスポンスの色は自分発

相手が赤だから居心地悪い、そりが合わない

と思いがちだが、それは自分が赤発信してるからに他ならない。

こうなると哲学の問題であり、心理学のデザインの話なのだけど、スポーツのような客観を前提の議論するからおかしくなる。

元はといえばアメリカ発の仕事観、仕事への哲学が輸入されただけ。
日本人には合わないのだ。

仕事はアート、主観
相手との人間関係を決定づけるレスポンスは自分発

この2つを、あらためて見直すといいですよ。

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