いまの社会、特にコロナを経た地球経済は、もはや広告宣伝費とパワーゲームでは動いていない
相変わらず長いタイトルですまん!
朝、ニュース・アプリを開く。
現在購読しているのは日経、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)、エコノミスト。
ついさっき開いた最初の顔たち。
日経も、WSJも、読みたくならない。
エコノミストはどうだろう。
何なに?
ドイツ経済(The German economy)がどうした?
記事を開くと;
ドイツ経済:ヨーロッパのリーダーから遅れん坊へ
とでも訳しますか。たぶん、自動車産業の構造変化に関わる話だ。興味深い。
ということで、今朝はエコノミストだけで足りる。
日経は「ほんとうのこと」を言ってくれない。
日経に限らず、日本のメディアは、広告主への忖度で動いているから、トヨタ、花王、ライオン・・・など、スーパーマーケットやコンビニの棚に並んでる広告宣伝費が潤沢な企業については「ほんとうのこと」が書けない。
WSJはいまだにパワーゲームの中にいる。金、カネ、カネ・・・
JOYWOWのブランド戦略として、「誰をお客さんとして捨てるか」は、「パワーゲームが好きな人たち」としている。
戦略は捨てることであり、「誰に好かれたいか」と同時に「誰に嫌われたいか」を設定する。
JOYWOWはパワーゲームの好きな人たちには嫌われたい。
テレビ業界のこれまでの戦略「広告宣伝費に好かれたい」は、もはや賞味期限切れなんだよね。
ぼくは、いまの社会、特にコロナを経た地球経済は、もはや広告宣伝費とパワーゲームでは動いていないと判断している。
ぼく自身、トヨタの車を買ったことはないし、これからも買うつもりはない。花王、ライオンの製品を買わなくなって久しい。食器洗剤、シャンプー、手洗いはシャボン玉石けんだ。トイレのお掃除は重曹。冷蔵庫にあるお味噌や梅干しは鹿児島から送ってもらった手作り。飲料水も鹿児島・霧島産。
巨額の広告宣伝費はぼくには一切効果がないことがわかる。
ドラマは基本、NetflixやU-NEXTのストリーミングで観てる。すると、広告宣伝費への忖度ないキャスティングで楽しめる。Netflixは契約者のサブスクリプションで経営が成立しているから、コンテンツを面白くしなければやっていけない。花王やトヨタの顔色伺う必要がない。
『サンクチュアリ』、主人公の相撲部屋親方はピエール瀧でなければならなかった。
エコノミストは購読者のサブスクリプションによるビジネスモデルへと転換している。読者は経済だけではなく、文学、歴史などの記事も読みたい人たちだ。コンテンツを充実させないと、すぐにサブスクリプション解除される。だから面白い。
NHKがドラマといい、ドキュメンタリーといい面白いのは、昔から「広告宣伝費への忖度なし」にコンテンツを磨いてきたからだろうね。
食品にしても、これまでは大手流通(イオンやセブンイレブンなど)にどうやって乗せるか、が戦略の要だったけれど、流通がバージョンダウンの意識ばかりだから・・・消費期限を伸ばしてくれ、もっと仕入れ価格を安くしてくれ・・・「ちゃんとしたメーカー」は、もう、大手流通など相手にせず、自分たちでダイレクトに顧客とつながる戦略に切り替えている。
社会経済の流れを読むのがビジネスパースンの義務だけど、こうなると、やはり日本のメディアだけ見てたら足りないと思う。
というか、日本のメディアでは判断を誤る可能性がある。
さて、これを書き終わったら日経のサブスクリプション、解約しますね。WSJは今月いっぱいで終了。
「ほんとうのこと」を知るためには、不要だから。
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