Vol.29 キヅキランドが同志社小学校で活用されました!
子どもたちが身のまわりの不思議を見つけるウェブサイト「キヅキランド」 を活用した取り組みが、7月3日、京都市の同志社小学校で開かれました。ロボットの中身を観察しながら、気づいたことをキヅキランドに書きこんでいました。
この取り組みは同小学校理科教諭の川﨑公美子先生が顧問を担当する理科クラブの一環として行われ、5、6年生19人が参加しました。キヅキランド では、日常の何気ない風景をとらえた動画をタブレット端末などで観察し、不思議に思ったことや発見したこと(キヅキ)を、動画に直接書きこむことができます。子どもたち同士でキヅキを重ね合いながら、不思議をどんどん膨らませていくことを期待し、稲盛財団が開発しました。
まずは今回の主役の留守番ロボットの動画を見ながら、ロボットの特徴や動きを観察しました。ある男の子はタイヤに着目し、「車輪の数が4つか2つのものが多いけど、このロボットは3つ」と発表し、別の女の子は「アンテナみたいな棒がある」「ルンバに似てる。お掃除してほしい」と話していました。
その後、あらかじめ解体しておいたロボットの中身をじっくり観察しました。子どもたちは、電子基板やモーターなどを引っぱりだし、自分の顔に近づけて観察していました。
キヅキランドにはこんなキヅキが集まりました。
電子基板を観ながら……「組みたてるのたいへんそう…!!」「ふくざつー まちがえたらどーなるんだろ?」。おしゃべりしているみたいに、反応を重ね合っていました。
「ふくげんしたい」。そう書き残して、元通りの姿に戻そうと没頭する子もいました。
「けっかんみたい」。細かい配線を観ながら人の体を連想する子もいました。
川崎先生が次のように問いかけました。「ロボットと人の体は違う? それとも、似てる?」。すると、子どもたちから「配線が血管みたい」「ICチップは脳なのか、心臓なのか」「人間はトイレをするけど、このロボットは熱を逃がすところがあるよ」などの反応がありました。
最後に、こんなロボットがあったらいいな、と各々が考える未来のロボットを考えました。
実施後のアンケートでは、こんな声が集まりました。
〈ロボットについて〉
ロボットの中にすごく血かんみたいなふうに広がっててびっくりした。
ロボットの中を見ると、血管?心臓?と想像が広がりました。ロボットについて関心しました。
ロボットのこと、きかいのことについてはあまりきょうみはなかったけど、少しきょうみがわきました。
きばんが二つだったり、タイヤが三つだったり、ロボットにもいろいろあるんだなと思いました。
ICチップみたいなのになにがあるの?
人と少しにてる。
〈キヅキランドについて〉
みんなのキヅキがすぐ分かってよかった。
いろいろな工夫があってとても、使ってみたくなったし、ページも、みんなできょうゆうできてよかった。
キヅキランドでみんなの意見をきけてよかったです。
とてもつかいやすかったです!!またつかってみたいです(じゅ業などで)
みんなの気づきをたくさん交流できて、楽しかったです。また交流したいです。
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