キヅキランド通信
最近の記事
Vol.28 「当たり前に流れていく“常識”をみんなの“脳”で止めて考えてみよう」明和電機・土佐信道さんとのワークショップレポート
よく晴れた節分の日に開催されたキヅキランドワークショップは、スタジオから配信されました。水色の作業着に身を包んで登場したのは、今回のキヅキセンパイの明和電機・土佐信道さんです。キヅキランドワークショップでおなじみ、科学コミュニケーターの本田隆行さんもあわせて自前の作業着姿で司会進行いただきました。 明和電機の代名詞的存在の電子楽器、オタマトーンを手に演奏しながら登場した土佐さんは、「明和電機という会社は、ひたすらナンセンスマシーン、つまり役に立たない機械を作っている会社です
Vol.27 明和電機 土佐信道さんインタビュー「誰しもが脳という素晴らしいアイデアプロセッサー、すなわち空想力を持っている」【2月3日(土)キヅキランドワークショップ開催】
2021年の夏休みにスタートしたキヅキランドワークショップ。これまでたくさんのこどもたちに参加いただきましたが、思いがけない方向に広がっていくこどもたちの発想にいつも驚かされています。2024年2月3日(土)には、キヅキセンパイに芸術ユニット、明和電機の土佐信道さんをお迎えし、第11回となるワークショップを開催します。独創的なアイデアや発想と緻密なテクノロジーが組み合わさったナンセンスマシーンを生み出す土佐さんと一緒に、メモれる動画を見ながら「あれ?」「おや!」というキヅキを
Vol.26 「自分の興味を持ったことや好きだと思ったことを書き留めるのはすごく大事」無駄づくり・藤原麻里菜さんのワークショップレポート
師走の慌ただしい気配が漂いはじめた12月の最初の週末。約8ヶ月ぶりのキヅキランドワークショップを開催しました。参加者のこどもたちと様々なキヅキをオンラインで発信し、思いがけない視点と出会うこのワークショップ。今回、こどもたちと一緒にキヅキを探してくれたのは、コンテンツクリエイター・文筆家の藤原麻里菜さんです。「無駄づくり」というコンセプトを掲げてユニークなマシーンを開発している藤原さんの考え方や思いにも触れながら進みました。 司会進行の科学コミュニケーターの本田隆行さんから
マガジン
記事
Vol.25 藤原麻里菜さんインタビュー「今、無駄に思えるものでも、視点を変えて見ると将来的には価値あるものに変わるかもしれない」【12月3日(日)キヅキランドワークショップ開催】
今年はコロナ禍の前のように、各地で対面のイベントやワークショップが開催されました。私たちも夏の「こども科学博2023」(8月4日〜6日・京都)に参加して、たくさんのこどもたちにキヅキランドを体験していただきました。そして、12月3日(日)には、ひさしぶりにオンラインならではの楽しみをお届けするワークショップを開催します。キヅキセンパイには、コンテンツクリエイター・文筆家の、藤原麻里菜さんが登場します。「無駄づくり」というコンセプトでユニークなマシーンを発表している藤原さんと一
Vol.24「動画の中にいる人の目線になって観察すると、キヅキはもっと膨らむかも!?」プロダクトデザイナー・檜垣万里子さんのワークショップレポート
桜前線が日本を一気に北上していますが、新生活が始まってワクワクドキドキな日々を送っているこどもたちもたくさんいると思います。さて、2022年度最後となった今回のワークショップは春休みも終わりに近づいた3月30日に、プロダクトデザイナーの檜垣万里子さんをキヅキセンパイに迎えて開催しました。 プロダクトデザイナーという仕事について「実際に人々がどういう商品が必要かということから考えて製品を提案したりする」とインタビューで説明してくれた檜垣さん。キヅキランドでは誰かの見方や視点を知
Vol.23 檜垣万里子さんインタビュー「描こうと思って観察すると見え方が全然違ってくる」【3月30日(木)開催キヅキランドワークショップ開催】
新しい季節、新しい1年が、すぐそこまでやってきています。大人もこどももドキドキワクワク……そんな時こそ、キヅキランドのワークショップでモノの見方をちょっと変えてみませんか。今まで気がつかなかったことに「!」と気が付いたり、今まで当たり前だと思っていたことが「?」と不思議に感じたりするかもしれません。「おや!」「なぜだろう?」をきっかけに、自分らしい考えを膨らませてみましょう! 春休みの後半、3月30日(木)のワークショップには、プロダクトデザイナーで「#観察スケッチ」に取り
Vol.22「『ヘンだな』という感想もひとつのキヅキ。そこをスタートに自分なりのものの見方であらゆるものを楽しんでほしい」美術教育者・末永幸歩さんのワークショップレポート
2023年が始まってあっという間に1ヶ月が過ぎようとしていますが、みなさんはどんな1年のスタートを切りましたか? キヅキランドは今年もみなさんにもっともっと楽しくキヅキを見つけてもらえるように、ワークショップの開催や新作動画の追加など、ますます盛り上げていきたいと思っています! さっそく1月14日(土)には、今年初めてのワークショップを開催しました。キヅキセンパイは美術教育者の末永幸歩さん。インタビューで末永さんがおっしゃっていた「自分なりの見方で生み出した答えを一旦壊して、
Vol.21末永幸歩さんインタビュー「自分なりの見方で生み出した答えをいったん壊して自分だけの答えを生み出してみよう」【1/14(土)キヅキランドワークショップ開催】
2022年はキヅキランドがオープンし、多くのこどもたちに「不思議や疑問、驚きを見つけ、それをどんどんふくらませる」ということを体験してもらえた年でした。特にみんなで一緒に取り組むワークショップでは、書きこみを通じて誰かと意見を交換したり、誰かの見つけた疑問について一緒に考えたりすることに、面白さや楽しさを味わっていただいています。 2023年のワークショップ第1弾は1月14日(土)に開催。みんなと一緒にキヅキランドを体験していただくキヅキセンパイには、著書『13歳からのアート
Vol.20「『時間によって生じる変化』へのキヅキは動画ならでは」京大総合博物館准教授・塩瀬隆之さんのワークショップレポート
一雨ごとに寒さが増し、いよいよ冬の気配が濃厚になってきましたが、みなさんいかがお過ごしですか? キヅキランドもオープンしてから半年以上がたち、ワークショップにもたくさんのこどもたちに参加いただいています。オンラインで開催しているワークショップでは毎回、キヅキセンパイと一緒にこどもたちは「おや?」「あれ!」とそれぞれのキヅキを発見していますが、いつもこどもたちの独自の視点やユニークな発想には驚かされます。 さて、11月19日(土)に開催したワークショップでは、キヅキセンパイに京
Vol.19 塩瀬隆之先生インタビュー「正解が決まっていない問いと向き合う力は生きるための力」【11/19(土)キヅキランドワークショップ開催】
これまでさまざまなキヅキセンパイを招いて開催してきたキヅキランドワークショップ。キヅキランドを通してつながりながら、みんなでそれぞれの疑問や発見をふくらませていきます。来たる11月19日(土)に開催されるキヅキランドワークショップでは、キヅキセンパイに京都大学総合博物館准教授の塩瀬隆之さんが登場します。 塩瀬先生は、工学部でロボットの研究をするなかで「人の行為とは何か」という問いを抱いて哲学の世界にも足を踏み込み、行為や技を獲得していく身体性をコンピューターやロボットにどう取
Vol.17小島よしおさんインタビュー「とにかく目立ちたがり屋のこどもでした」【9月のワークショップのキヅキセンパイに決定!】
キヅキランドをみんなで一緒に体験して、不思議をふくらませる面白さを味わおう!というわけで、来たる9月19日(月・祝)にワークショップを開催します。ワークショップには、こどもたちと一緒にキヅキランドを体験する大人の仲間「キヅキセンパイ」が参加しますが、9月のワークショップのキヅキセンパイは、お笑い芸人の小島よしおさん! 近年はお笑いの活動の傍ら、小学生向けのコンテンツを作って「楽しい勉強の場づくり」にも取り組んでいる小島さんに、こども時代の思い出から今の小学生に向けた活動につい
Vol.15「キヅキが重なって対話になっていくのが見えたのが面白い!」科学コミュニケーター・本田隆行さんのワークショップレポート
キヅキランドがオープンして1ヶ月半。キヅキランドの中の住人も増え、キヅキもどんどんふくらんでいます。基本的には自由に訪れていただき、好きな時にムービーを見てキヅキを書きこんでいただくキヅキランドですが、みんなで一緒にムービーを見て一斉にキヅキを書きこむワークショップも開催しています。 今年は4回のワークショップを予定。5月には第1回のワークショップが開催されました。ワークショップを一緒に体験する大人の仲間=キヅキセンパイとして登場したのは、科学コミュニケーターの本田隆行さん