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11年前に小学校教員を卒業した教育実践者は2023年に何をしていたのか? その4 研修・トレーニング編【2023年を振り返る全7回】


今年受けたトレーニング

続いて、視察以外のR&D、特に受講したトレーニングについて振り返って見たいと思います。

今年は、前々から受講したかった2つのトレーニングをついに受講することができました。また、軽井沢ならではの貴重な体験を得ることもできました。

それぞれ簡単にですが紹介いたします。

①プロジェクトアドベンチャー

小学校時代から気になっていたプロジェクトアドベンチャーのトレーニング、通称「アドベンチャープログラミング」をついに受講することができました。

詳しくは、以下のエントリーにまとめてあります。私にいろいろと教えてくれた二人のトレーナーからも、「良いまとめだね」「これは多くの人によんでもらいたい」と褒めていただきました。

プロジェクトアドベンチャーに興味がある方、なにそれと思った方はぜひ一度目を通して見てもらえると良いかと思います。

タイトルにもあるように、これからはAIがどんどんと生活や仕事の中に入り込んでくるからこそ、より人間らしさを生かした教育活動が必要になってくると私はそう考えていたのですが、実際にトレーニングを受講して見て、私の直感はとても正しいものだったなという確信を持ちました。

山梨にある大きな施設の中で、メンバーと4泊5日のトレーニングを受けてきました。トレーニング内容も素晴らしかったですが、集まっているメンバーがみんな素敵な人たちばかりで、本当によかったです。

②ストレングス基礎・ファシリコース

ストレングスラボさんが運営するストレングスファインダーを活用するためのメソッドについて習いました。

これは、ギャラップ社が提供するものとは別の団体が提供するプログラムになります。

ギャラップの提供するプログラムは、100万円近い値段がして、受講までのハードルが高いのと、この団体の運営メンバーの一人の方に、ストレングスファインダー関連でいろいろなことを教えてもらった経験から生まれました。

ある企業向けの案件の際に、ストレングスコーチとして活躍されている先輩とご一緒させていただいた際、「私の5つの強みが、それぞれこう組み合わされて、今の仕事にとても生きている」というフィードバックをもらい、めちゃくちゃ腹落ちする部分が多かったからになります。

1つ目のAI時代の教育とも重なりますが、これから先は、消費活動だけでなく、働き方や、学び方、そこから生み出されるキャリアもどんどんと個別化が進んでいくだろうとイメージしています。

そういった背景の中で、私が一番習いたかったのは、強みの掛け合わせのところだったのですが、ギャラップのものには、掛け合わせについては語られておらず、「そこを学びたいのであれば、こちらを受講した方が良い」というアドバイスをいただいたのも、こちらのプログラムを受講した理由も1つです。

なお、以下の記事は、私が基礎編を受講した後に書いたもの。

この後で、さらに発展的な5日間のファシリコースを受講しました。結果的には、まさに私が学びたいと思っていた、掛け合わせのパターンごとの特徴や、その考え方について学ぶことができました。

ただ、結局、この手のものは実践してなんぼのところがあるため、これからいろいろな人の強みを見せてもらいながら、より良い未来を指し示すことができるようがんばっていきたいと思っております。

③軽井沢ラーニングフェス

3つ目がこちら。軽井沢ラーニングフェスは、まるで音楽フェスのように、フィールドのあちこちで、学びをテーマにした、多くの人たちが交流をしながら楽しむイベントであり、学びの場です。

ラーニングフェスのトップページには「身体知と精神性と地球を感じる三日間」とあります。

軽井沢に引っ越した際から、40代はこんなことをテーマに過ごしていきたいと思っていたこともあり、まさにドンピシャのようなイベントでした。

フェスのオープニングの挨拶の時に、この会場のライジングフィールドの代表の森さんがお話をされていたこの会のビジョンが本当に素晴らしかったので、ここでも紹介したく思います。

「人間の生活のこれまでを遡っていくと、その1つの始まりとして物々交換があると言えます。
誰かが持っている魚と誰かがもっている果物とを、違いに交換し合うことで、そこでニーズが満たされ、時に新しい価値が生まれてきました。その交換をより円滑に行うために、人類は貨幣を発明し、活用してきました。
このラーフェスでは、学びをその通貨にできないかと考え、これまでの7回を運営してきています。
誰かの学びと誰かの学びが交換され、そこで双方のニーズが満たされ、新しいものが生まれていく。そんな場にできたらと思っています。
なので、ここでは、与える人と、与えられる人がいるのではなく、誰もが自分が与えられると思ったものを与えられる範囲で提供してもらえたら嬉しいです。

タイムテーブルには、いろいろな学びのスペシャリストが、自分の専門性を共有してくれていますが、それに限らず、自分でも共有できそうと思ったら、どんどんと手を上げて、その学びを共有していけるようなそんな3日間にしていってもらえたらと思います」

またそれを受けてのラーニングフェスのリーダーであるウッチーさんの言葉もまた素晴らしいものでした。

「日常空間では、通常、GIVE&TAKEという言葉が持ちいられると思いますが、ここでは、GIVE&FUN」というキーワードを意識して過ごしてもらえたらと思います。与えることと受け取ることの2つを意識するのではなく、与えることと、それを楽しむことにぜひ意識を向けてみてください」

いやー、これはなんと深い言葉だろうと、私のこれまでのあれこれを反省するような機会をいただきました。

ラーニングフェスで掲げられているコンセプトは、このフィールドだけにとどめることなく、ありとあらゆるところで生み出せるような、そんな活動やムード、気運が醸成されていったら良いなと思ったし、そういった活動が大事になってくるなということを思いました。

④まとめ

2023年は、前々から気になっていた2つのトレーニングを受けることができたのとともに、軽井沢ならではのプログラムに参加し、そこでまた新しいつながりや感覚を持つことができました。どのプログラムも、2024年以降に大きく膨らんでいきそうな予感がしています。

そして、今は、2024年にどんなプログラムを受講しようかと考えております。ついにギャラップのストレングスファインダーのトレーニングを受けてしまうのもありかもしれません。やっぱり、本家のを受けてみてわかることもたくさんありそうですからね。

今日も素晴らしい学びの機会をどうもありがとうございました。

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