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【ラグビー解説】今さら振り返る早明戦編

こんにちは。

今日も楽しくラグビーの話をしていきましょう!

今日のテーマは「早明戦」です。

ずいぶん前の試合になりますが、見どころの多い試合だったので、今更ですが振り返っていこうと思います。

この試合、明治のスクラムがかなり優勢で、早稲田はペナルティを連発してしまいます。

通常、これほどスクラムに差があると一方的になりがちですが、早稲田は粘り強い防御で明治の攻撃を寸断。ミスを誘ってカウンターで得点を奪い、勝利となりました。

また、ボール保持時の攻撃も多彩で、明治のDFを苦しめていました。その場面を振り返っていきたいと思います。

後半43分の早稲田ボールラインアウトからの一連の攻撃。

早稲田は5人ラインアウトから展開。
10→12→13→15→14とつないで大きく前進。ライン際でラック形成。

折り返し10シェイプでラック。そこからすばやく10シェイプのバックドアで10→12と展開しますが、明治DFに読まれ、止められてしまいます。

攻撃が停滞してしまう早稲田。ここでキックを選択するチームもありそうですが、ここから左→右→右と細かくラックを形成して時間を稼ぎます。その後ユニットを組み替えて陣形を再構築します。

オープンへ展開して10シェイプでラック形成。そこから素早く球出しをして9シェイプのバックドアで10番へパス。
明治DFは走りこんだFWの選手に引き付けられ足が止まります。
生じたギャップに早稲田10番伊藤選手が走り、大きく前進することに成功しました。
最後はオフロードパスがつながらず、得点とはなりませんでしたが、見事な攻撃でした。

ラックからの球出しが停滞するとどうしても攻撃は単調になりがちですが、ユニットを柔軟に組み替えることで複数の選択肢を準備し続けます。

明治DFは的を絞り切れず、前進を許す場面が試合を通して多く見られました。

対して明治の攻撃は一度停滞するとオプションが少なく、攻撃を継続すればするほど早稲田のダブルタックルを受け、後退することが多かったように思えます。

早稲田に奪われた2トライはいずれも停滞した状況でのパスミスが起点となっており、大学選手権ではどう修正するかに注目です。

ただしスクラムでかなり優勢だったので、明治としてはスクラムでさらに圧力をかけ、ペナルティを誘ってPGやラインアウトモールで得点する形を目指すことが予想されますがどうなるでしょう。

日曜日の再戦が今から楽しみです^^

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

それではまた次回。




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