千葉県 ネブトクワガタ採集記
千葉県 房総地方
2023/3/9(土)
関東圏ネブト…
その難易度は程よく難しい、絶妙な塩梅。
簡単に採れる訳でも無いし、かと言って難しくもない。そこが面白い。
んなわけで、今回は千葉県へのネブトクワガタ探索。過去に関東圏では、東京都と埼玉県産の採集に成功しています。
割とすぐ採れたのでこの2つは楽でした。
次に簡単そうなのは…千葉?栃木?
と色々と悩んだ挙句…千葉かな。
栃木もYouTube上の動画(タイトル:北関東〜)にてネブト採集が紹介されており、Geoguessrなら一瞬映る風景から場所を特定可能です。笑
(運良く見つけられたので今度行こうかなと)
しかし、千葉県の方が採集記も多く、様々な機関誌から情報を得られました。
なので千葉遠征へ。
主に房総丘陵の原生林に生息している様子。
居ると分かればフィールドに行くのみ。
往復約300kmほどありますが覚悟を決めて遠征へ。(本当に関東かよ…)
採集日の午後は予定があるため、できるだけ早朝から採集を開始したい。
というわけで前日、川崎の方のラウンドワンにて車中泊をキメました。
(無事寝坊しましたが…笑)
寝袋に入っていても寒くて熟睡は出来ません。
しかし、これも都内やアクアライン渋滞を避けるため。埼玉から早朝出発しても良いですがそれなりに渋滞に引っかかります。
アクアラインを通過し木更津市へ上陸。
今回選んだポイントはモミやツガ(?)が多く自生している所です。また、乾燥があまり無さそうな沢沿いや日陰になるような斜面や林道を狙いました。
埼玉や東京のように程よい丘陵地は望めず、房総丘陵という急峻な山々を相手にしなければならないので、その分千葉県産の難易度は上がるでしょう。
過去の台風の影響も残るガタガタ道を耐え進みます。崩落している箇所もあり、非常に危険でした。
どんどん進みます。
良い感じ
しばらくして、モミが生える環境になってきた所で適当な場所に停車。
早速、長靴と装備を持って山へ。
途中「ヒル注意」の看板も見かけました。
そうえば房総はマダニ&ヒルが酷いと聞いた事がありますね。
まぁ、夏の時期に訪れることはほぼないと思いますが。
ぼちぼち入山開始!
モミ、ツガ、スギ、照葉樹の原生林。
離島の林内を思わせる良さげな環境です。
適度に林内を進み、照葉樹の赤枯れ材を割っていきます。
なぜか赤枯れ材は豊富にあり、どれに居てもおかしくはない状況。
そんな中「期待材」を発見。
半分は土に埋もれており、赤枯れも垣間見える。
「居ない…」
居ると思ったのになぁ…次行きましょ。
次の材、、、
かなり赤枯れた湿度の高そうな材を発見、樹種は分かりません。
既に表面には赤枯れのブロックがびっしり。
1番美味しそうな所から崩していきます。
すると…!!!
接地面から謎の幼虫が出土。
これは…流石にスジやコクワでは無く、
ネブトクワガタの幼虫!!!!
ツヤのあるボディの透明感と変に不格好な大顎が印象的です。
赤枯れや泥枯れを食べる系なので顎は全体的に丸く、太めです。
いきなり出土したのでビビりました。
本当に採れてしまった。。。笑
これだけ広大な丘陵地があるなら広く生息していそうですね。
こりゃ沢山いるだろうと割りますが全く追加が出ない…
あと少しで材を割り尽くすという頃、
やっと追加を得られました!
これもネブトクワガタの3令初期の幼虫でした。
やはり地面との接地面の赤枯れを食べていました。
それにしても美味しそうな部分を食べています。
しかし割と大きめな倒木なのに2匹しか出てきませんでした。悲しい…
とりあえず目的は達成したので適度に山の雰囲気を楽しみます。
道草を食いすぎるととアクアラインや都内を抜ける道が一気に混むので10時頃には撤退。
ガッツリ午後まで探索すればさらに採れるであろう環境でした。
関東とは思えないほど遠方の遠征なので次回はありません…。案内などでゆる〜く採集する感じなら来ても良いかな。
午後に予定があるので足早に帰ります。
途中、道の駅「木更津うまくたの里」へ。
試食が豊富にあり、サンドイッチやご当地ものを購入。TVの取材も来ていました。
目的の虫も無事に採れ、美味いもんを食う。
良い日だなぁ〜。
短時間でしたが、、、
以上!
千葉県 ネブトクワガタ採集記 でした!
ー追記ー
ちょうど夏前に当採集記事にて採集したネブトクワガタが羽化してきました。それぞれ23mm、21mmくらいの♂でした。当方にとっては初の千葉県産ネブトクワガタ、かっこよく割と千葉には多く分布してそう。
探せば沢山居るのでしょうね…
ーーー以下有料ページーーー
当記事の産地、ポイント(ほぼ座標)はこちら↓↓↓
ここから先は
¥ 2,000
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?