同じ景色を写す
去年の終わり頃から、学校に行けなくなったムスメちゃん。
行けなくなったスイッチは、ひとつだけではないだろう。
文化祭で出てきたクッパが怖かった。マスク生活のストレスがここにきて辛くなった。自分ができないことに気づいてしまった。いつかの嫌だった思いが蘇って脳内をヘビーローテーションしてしまう。何かが足りてない。。。。
推理するしかない。
「みんな がっかりしちゃうよ。」が引き金だった。
誰が、どこで、どんな状況で、誰に向かって、言ったセリフなのか。さっぱり分からないけれど、自分で大声を出しては、このセリフをとても切なそうに言って、ヒートアップしてしまう。それの繰り返しだった。
この冬確かに、私は忙しくしていて、自分ファーストで色々やっていて、ムスメちゃんに向ける意識が薄かった。今、そのツケが回ってきているのかもしれない。
いつも行く公園がある。
雪が降ろうが、寒風吹き荒ぼうが、行く。
一緒に自転車を走らせ、同じところをグルグル回り、いつも同じところに座って
ムスメはスマホで遊んでいる。30分でも1時間でも満足するまで座っている。
私は、その隣で目の前の樹木や空を見ている。脳内で空想に励んだり、ぼーっとしたりしながら。
そうだ。
せっかくだから、この景色を記録しよう。
ムスメちゃんと、ここに座って過ごした足跡を残そう。私のために。
そう思って始めたInstagramの写真は昨日で7枚。
今日は20日ぶりに放課後等デイサービスへ行けた。
週明けの月曜日に学校へ行くかは、まだ分からない。でも、行っても行かなくても、あの公園にはこれからも通って、同じ景色を見ながらムスメの隣に座っているだろう。私のInstagramがこの景色の移り変わりを記録する。その中には、二人で過ごした濃密な時間をも記録することだろう。
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