田中 潔

介護保険制度にて月額定額のサブスク型サービス(定期巡回・随時対応サービス)を普及させた…

田中 潔

介護保険制度にて月額定額のサブスク型サービス(定期巡回・随時対応サービス)を普及させたい @kkiyoshibori

最近の記事

ケアマネの報酬逓減制(定員無くなる)について

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201029/k10012685671000.html ↑ケアマネが持つプラン数が40件を超えると報酬が半額に、60件を超えると3割に減額される仕組みについて、件数を増やしてはどうかとの議論が、来年度の介護報酬改定に向けた社会保障審議会(介護給付費分科会)にて行われている。 ↓ https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000689879.pdf ※資料P.3〜

    • 【介護】真のチームケア

      チームケア。多職種連携。 複数のサービス、法人が、チーム一丸となって、利用者を支える。 在宅サービスにおける、チームケア、多職種連携においては、利用者の「自宅で最期まで暮らしたい」という希望を、チーム一丸となって叶えること。 チーム一丸。ワンチーム。言うは易し、行うは難し。 別法人の別事業所が、真に協力し合うことは難しいと思います。 もちろん、実現できているケースもたくさんあると思います。そう思いますが、その上で、 それぞれが別々の財布で経営をする中では、どこかで

      • ベテラン特養ほど経営が厳しい

        ベテランの職員が集まっている老舗の特養ほど経営が厳しいという話を耳にする。 大きな報酬改定の中で、介護報酬が微減傾向にある中で、ベテランの職員の給与は過去と比較をして上げ続けていために、収入と支出(人件費)が反転してしまう。 一方で新規の職員採用は思うようにいかない中、採用コストは膨らむ。 採用できたとしても、スキルが不足していた場合には、1:3という最低の人員配置基準よりも、手厚い配置が必要になる。 手厚い配置は、当然収支のバランスを取ることを難しくする。 老舗の

        • 共同ケアマネジメント。通常のケアマネジメントとの違い。

          今回は、ケアマネジャーと計画作成責任者が共同で行う「共同ケアマネジメント」と、通常のケアマネジメントの違いをご紹介します。 これは、平成27年度 厚生労働省 老人保険健康増進事業「地域包括ケアシステム構築に向けた制度及びサービスのあり方に関する調査研究事業」の報告書における、地域包括ケア研究会が出している「地域包括ケアシステムと地域マネジメントの概要版」の7ページの抜粋である。 「地域包括ケアシステムと地域マネジメントの概要版」 https://www.murc.jp/u

        ケアマネの報酬逓減制(定員無くなる)について

          【介護保険】24時間365日いつでも助けを求められる安心が1,600円/月

          24時間365日、いつでも同じ市区町村にいる、介護の専門職に助けを求められるサービスがあります。 いつでもギブアップできる安心を得られます。 要介護の方限定にはなりますが、利用者負担1,600円の介護保険サービスです。 その名は、夜間対応型訪問介護。 誤解のないように詳しく記載します。 サービス提供事業所によって様々ですが、↑のような緊急通報装置を自宅に置きます。 非常ボタンを押したり、 右のペンダントのボタンを押すと、同じ市区町村の夜間対応型訪問介護の事業所で

          【介護保険】24時間365日いつでも助けを求められる安心が1,600円/月

          【介護保険】独立起業するならローリスクハイリターン

          介護保険サービスの中で、今、独立起業を考えているのであれば、ローリスクハイリターンの定期巡回・随時対応サービスをオススメします。 定期巡回・随時対応サービスとは、別名、【屋根のない特養】と言われ、地域全体を1つの施設と見立てて、 利用者目線でいうと、 自宅にいながら(場合によっては家族と過ごしながら)、施設のようなサービスを受けられるものです。 施設の中の廊下が、道路。 施設の中の居室が、自宅。 施設と同様に、自宅には1日に複数回の巡回があったり、ナースコールもあ

          【介護保険】独立起業するならローリスクハイリターン

          【デイサービス】稼働率アップのための前日の体調確認

          利用前日に、利用者の体調確認をすることで、言葉は悪いかもしれませんが当日のドタキャンではなく、前日に把握し、 これに対して空き枠を埋めるための営業活動をすることにより、可能な限り稼働率100%を維持しようとすることができます。 他職種連携の枠組みの中で、利用前日に訪問をした訪問介護や、定期巡回・随時対応サービスの事業者との情報共有により、体調確認(翌日のデイサービスをキャンセルするか否かの確認)をしているケースがあります。 特に定期巡回・随時対応サービスの場合、毎日複数

          【デイサービス】稼働率アップのための前日の体調確認

          【介護保険】コロナが浮き彫りにする本当に必要な訪問時間

          コロナの影響により、介護保険サービスの利用控えが、利用者と職員が集まる、通いや、泊まりの場で起きています。 この利用控えは、訪問についても同様のことが起きています。 利用者とその家族から、感染予防のため、訪問内容や時間を吟味され、『本当に必要な内容と時間のみに限定した訪問希望が出されている』ようです。 ここで、本当に必要な内容と時間のみ??と立ち止まった時に。 それって、今までは本当に必要な内容と時間ではない、サービス提供が行われていたということがあるかもしれないとい

          【介護保険】コロナが浮き彫りにする本当に必要な訪問時間

          介護福祉士の専門性

          公益社団法人日本介護福祉士会ホームページ 「介護福祉士の専門性」より http://www.jaccw.or.jp/fukushishi/senmon.php 【介護福祉士の専門性とは】 ・利用者の生活をより良い方向へ変化せるために、根拠に基づいた介護の実践とともに環境を整備することができること ・介助も含めた生活全般について、観察などから情報収集して、それらを統合・分析し、どのような課題、ニーズがあるのか発見したうえで、QOLを高めるための介護方法を見出していくこと

          介護福祉士の専門性

          介護保険の目的(自立支援)と評価(報酬)のジレンマ

          介護保険法の条文の中には、介護保険の目的として「可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう配慮する」と記載されている。 言い換えると、 家で介護保険に頼らず生活できるようになることを目的としている。 と言える。 介護保険サービスの目的は、利用者が介護保険サービスを必要としなくなること、というわけである。 ある意味では、もっともな話である。保険給付のための財源も、サービス提供をする人材も有限であり、あくまでも保険であるため

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          介護人材不足を解決する方法

          2つのアプローチがあると思います。 ① 介護人材を増やす ② 1人の介護職が支えられる利用者の数を増やす ①はわかりやすいと思います。 ②がどういうことかというと。 例えば、利用者3人に対して1人の職員を配置しなければならないといった人員配置基準を緩和して、利用者5人に対して1人の職員配置でOKとするようなことです。 ただ、ここでお伝えしたいのは、施設の人員配置基準を緩和するということではありません。 利用者が自宅で受ける訪問系サービスを起点として人材不足を解消

          介護人材不足を解決する方法