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介護福祉士の専門性

公益社団法人日本介護福祉士会ホームページ
「介護福祉士の専門性」より
http://www.jaccw.or.jp/fukushishi/senmon.php

【介護福祉士の専門性とは】
・利用者の生活をより良い方向へ変化せるために、根拠に基づいた介護の実践とともに環境を整備することができること

・介助も含めた生活全般について、観察などから情報収集して、それらを統合・分析し、どのような課題、ニーズがあるのか発見したうえで、QOLを高めるための介護方法を見出していくこと

・利用者に最適な介護を実践し、目標達成する

・利用者の生活の自立性の拡大をはかる

・利用者の自立に向けた介護過程を展開し、根拠に基づいた質の高い介護を実践する

・利用者の心身その他の状況に応じて、福祉サービス等が総合的かつ適切に提供されるよう、物的・人的・制度的等、様々な環境整備を行うとともに、福祉サービス関係者等との連携を保たなければならない

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上記のような介護福祉士の専門性を、訪問介護においてサービス提供責任者が追求しようとした場合。

当初ケアマネジャーが作成した週間計画に対して、日々のサービス提供の中での観察を経て、

環境整備やサービス内容や提供日時や頻度に対して、週間計画変更の提案がされ続けることが必要になると思います。

提案に対しては、サービス担当者会議が開かれ、実際に提案内容が採用される流れだと思います。

1回○○円、1時間○○円の積み上げ式の報酬体系では、仮に利用者の、できることや、できそうなことにチャレンジしていただくような、生活の自立性の拡大をはかった場合、そのチャレンジをしたサービス提供責任者の事業所の売上は減ります。

一方、月額定額制のサブスク型サービス(定期巡回・随時対応サービス)では、上記のような提案が採用され、実際に利用者がサービスに頼らずにすんだ場合、利益が上がります。

定期巡回・随時対応サービスでは、自宅にナースコールを設置できるため、チャレンジが上手くいかない場合には、遠慮なくギブアップをしてもらうことができます。

この、遠慮なくギブアップをしてもらえる安心感が、チャレンジを提案することにも繋がります。

そして、定期巡回・随時対応サービスでは、その日の利用者の状態に応じて、柔軟にサービス内容や提供日時や頻度の変更の裁量が、サービス提供事業者に与えられているため、ケアマネジャーに提案・確認する必要もなく、サービス担当者会議経ることもなく、その日その日の判断で変更することができます。

1回○○円、1時間○○円の積み上げ式の報酬体系では、サービス提供事業者側の判断でサービス量を増やすことは認めらていません。

利用者との間に立つケアマネジャーの判断が必要になります。

サービス量を増やすことで、いたずらに売上を増やせてしまうからかもしれませんが。

利用者の状態はその日によって変わる中で、サービス内容が固定化されているよりも、サービス提供事業者である介護福祉士の判断で柔軟に変更でき、なおかつ遠慮なく利用者にギブアップをしてもらえるため、チャレンジが提案できるサービスのほうが、

介護福祉士の専門性は追求しやすいのかなと感じます。

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