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『浮遊』について

noteで募集し展覧会にて展示させていただいた作品のうちの一つです。昨年主催した「記事から絵」の日本画バージョンです。ご紹介記事をアップされてる方のみご本人の記事リンクを貼っています。

今回はこちら

青いですね!

元の記事はこちら↓

読むとふわふわした不思議な気持ちになるので、自分の読後感も含めて前世や浮遊をキーワードに。
人気noterなのでご存知の方も多いかもしれませんが、るりいさんは鳥が好きです。なのではっきりネタ出しをする前から鳥をいれたいな~とぼんやり決めてました。

他の記事も拝見して、お名前の由来(瑠璃色)や投稿されてるお写真も参考にしました。ちなみにわたしはこの方の書く小説の壮大なスケールが大好きです。読むたび「オァアアアアーー!」と心で奇声を上げて感嘆しています。

奇行はさておき絵の話に戻ります。
モチーフは記事のまんま「回廊」です。内容から、エジプトの遺跡系建造物を資料にしています。柱に線で模様が彫られているのとか、ズドンとした形状とかです。柱の線模様と読んで感じる青色で思い出したのが画家のギュスターブ・モロー、シャガールだったので、彼らの絵の不思議な雰囲気はちょっと参考にしています。

色合いは暗めの青ベースですが絵から感じるものはあまり暗くならないように気をつけていました。記事を読むと「どっちもアリ」っていうゆるい自由さで締められており、読後感同様、絵を見たあともどちらもアリの浮遊感が残るようにしています。

鳥は瑠璃色や青色の鳥を検索して、なんとかかんとかという鳥(なまえが1ミリも思い出せない…)を描いています。
柱の隙間、柱の模様から鳥や人がふわっと浮き出てるようにするのが難しく、何度か湯引きをして絵具を洗ってまた描写、を繰り返しています。
※日本画はお湯で定着剤を溶かすと絵具が流れます

羽の下は線にしてるのです

小ネタは柱に描かれたヒエログリフ。
ポピュラーな柱の模様に、ヒエログリフ変換サイトで「とうきょう」「はるかぜるりい」と入れて出てきたのを混ぜています。


ご本人のお受け取り記事はこちら↓

るりいさん、ありがとうございました!


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