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whosm@JingleJangle 吉祥寺

Over my head I hear the music in the air.

僕はこのフレーズを King's X の曲「Over My Head」のオリジナルだと思っていたのだけど、ゴスペルの曲の一節だということをこの日の whosm ライブで知った。

この日歌われた「People Get Ready」も初めて知ったのは Jeff Beck のバージョンで、元は Curtis Mayfield の曲であるということを知ったのはずっと後のこと。

「この人はどんな音楽を聞いて育ったのだろう?どんな音楽を聞いていたらこのような音楽を生み出せるのだろう?」

という、ミュージシャン個人への興味は必然的にその人物のルーツへと導き、それをたどるといつしかブラックミュージックへと誘われる。よくあることだ。

ちなみに僕とブラックミュージックの出会いについては無駄に話が長くなるのでまたの機会に。

whosm のライブはとっても楽しいひとときだった。時間があっという間に過ぎていった。そして楽しいと同時に有意義な音楽体験でもあった。

さらっとだけど、よっしーさんと写真、おもに機材の話などをすることができて嬉しかった。またカメラをぶら下げていたので「演奏中一緒に撮り合いましょう」と僕の方から誘ってみた。よっしーさんはステージ上でずっとにこにこしてた。なんかほっとする笑顔だ。

ゆみさんは相変わらず上品なたたずまいで、それでいてコミカルなトークで観客をぐっとひきつける。でも絵本の朗読はとても静謐な雰囲気があって、やっぱりこの方は上品、そう上品なんだ。所作が美しいというか。あんまりこういう人いないよな。育ちがいいのだろうか。そういう人は歩いてる姿だけでも伝わってくるものがある。

そして、さよこさんのフリーダムでワイルドなパフォーマンスはやっぱりこのグループの華なのだろう。元 4 Non Blondes の Linda Perry に佇まいが似ている。覚えたてのピアノの腕前を弾き語りで披露していて、そっちはだいぶ硬くなっている印象だったけど、それでも音楽的素養を十分に感じさせる演奏だった。

三人バラバラの個性が一体となって作られる音楽。歌ってやっぱりいいなあ。

そしてこんな素敵なグループと知り合うきっかけになった note に改めて感謝したい。ありがとう、note。

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