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へいわのこと

私の母が生まれたのは昭和20年。


だから、「戦後○年」というのがそのまま母の年齢。


今年は戦後75年。

数字が増えていくのを当たり前のように、毎年を迎えてきたけれど、今、改めてその数を思う。
どちらもずっと続いてね、と。


 ◆



同時に、世界に目を向ければ、いつもどこかで戦争がおこっている。

戦後は、ないのだ、と。


つい先日観たホース・ソルジャーという映画。
911直後、アメリカの最初の反撃、極秘任務。5万人のタリバン兵を相手に馬に乗って戦った12名のアメリカ陸軍特殊部隊員の実話。(全員帰還し、WTC跡地グラウンドゼロに馬に乗った兵士のブロンズ像が建てられているそう)


その作戦はその時に終わったけれど、紛争は今も続いている。


  ◆


考えさせられます。


大きな戦争、というものだけでなく。


心の中に生まれる、小さなイライラや、わずかな妬みや憎しみのようなもの。
知らず知らずのうちに受け継がれてしまうような悲しい連鎖など。
それらが、できる限り少なく、できる限りなくなりますようにと。
おとなもこどもたちも、受けなくてもいい悲しみを受けない世界になりますようにと。


そんな単純なことではないのかもしれない。
わたしには、難しいことは、ほんとうにわからないけれど。


  ◆

何気ない、日常の中の平和を。


誰もが
安心して毎日暮らし
友人と語らい
家族と笑顔であれますようにと。

そして、やはり、戦後、という数字と、母の年齢。
どちらもずっと続いてね、と。


今年の私が思う、へいわのこと。



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◆マガジン:次回更新は19日の新月です


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