きよさん

仏壇屋を2年やってました。31歳です。性格は「根性がない」に尽きます。お寺とか森とか閑静な住宅街とか静かなところが大好きで、よく徘徊してます。そのうち通報されないか心配です。

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マガジン

  • 仏壇屋の憂鬱

    仏壇屋での体験や、仏事に関する情報を書いてます。

  • 本のこと

    本が好きなので、書評とか書いてます。

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    小説が好きなので、書いてます。 恥ずかしいけど、頑張ります。

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    考えたことを書いています。

最近の記事

『資本論』を適当に解説

ビジネスマンのバイブルと呼ばれる『資本論』。バイブルとか言われる割には多分、ほとんどの人が読んでいないと思います。それは一生懸命働いている人が世の中にたくさんいることからも一目瞭然です。  そう、『資本論』ほど働く気が失せる本はないのです。どこがビジネスマンのバイブルやねん。  とはいえ、経営者が読むとかなり勉強になるこの本。労働者の人も資本家という人間に体よく使われないために読んでおいた方がいいと思うのです。  ということで、かなり適当に、自分が大切だと思ったところだけ

    • ランボー 怒りのスマホ購入

       「このオプションをつけていただくとですね、なんと、毎月300円も安くなります」  こいつはさっきから何を言ってやがるんだ。俺は今話題のスマホを買いに来ただけだってのに。オプションって何だ?   「さらに今回はこの防水テレビを特別価格でお付けします」  なんだと? 防水テレビだと? どういうことだ? なんでスマホを買ったら防水テレビがついてくるんだ? 意味がわからない。しかし、これがあると風呂でテレビが見られるってわけか。畜生、欲しくなってきやがったぜ。  「こ、これ

      • 野に咲く花のように

        野に咲く花のように強く生きよう なんて言うけれど 花と人間は違う 力強く野に咲いていようが それは所詮、花 金を稼ぐことすらできない 人間、金さえあれば 力強く生きる必要なんてない 野に咲く花は ただの花

        • お金がないと健康になる

          お金がないと健康を害す。  こんなイメージがあるかもしれない。  しかし、手取り11万の私は、「その逆だ」と胸を張って言いたい。  「腹八分目が健康に良い」と言われる。最近は「六分目はもっと良い」とも。  生活習慣病は食生活の悪さが原因。要は食べ過ぎなのだ。  たしかに街を歩いているとそこらかしこにレストラン、ラーメン屋、カフェ、コンビニ。そのすべてにおいしい食べ物が用意されている。  食欲というのは人間の三代欲求の一つだから、これらの欲望に抗うのは非常に困難だ。対抗できるの

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          世界一速いハエ

          「俺、すげえよ。世界で一番速く飛んでるよ」  俺、ハエ。俺、興奮してる。  だってさ、まったく羽を使ってないのに、めちゃくちゃ速く飛んでるんだぜ。そこらのハエとは比べものにならないくらい。  風景がどんどん流れていく。俺の普段の行動範囲の何百倍も遠くへ行っている。俺は一体、どこまで行くんだろう。そして、俺の速さに限界は来るんだろうか。恐るべき、俺の才能。  この速さなら、いつも俺より速く飛ぶ、ハエ作の野郎を簡単に追い抜くことができる。いやー、見せたかったなあ、超高速で飛ぶ俺の

          世界一速いハエ

          クソの役にも立たない「内的モチベーション」

          今取り組んでいる仕事を成功させると、ご褒美がもらえます。どちらかを選べ、と言われたらどっちを選びますか? 1、お客さんの笑顔、自分の成長、社会への貢献 2、十万円 どっちがいいでしょう? 1、が「内的モチベーション」 2、が「外的モチベーション」 と言われる。外的モチベーションは自分の中から出てくるものではなく、完全に他に依存したモチベーション。他にも「出世」とか「評価」とか。 どっちが良いかと聞かれれば、ほとんどの人はこれを選ぶ。「あっ、十万円でお願いします」

          クソの役にも立たない「内的モチベーション」

          キャッチャー・イン・ザ・スピードライフ

          仏壇屋に勤めていたときの話なんだけどさ。 仏壇の移動か、処分か何かでとある家に行ったんだよ。で、行く途中に事故ですごい渋滞してんだよね。結構早めには出発したんだけど、ちょっと遅れるかな、大丈夫かな、くらいの感じになった。 そういうとき、所謂「立派な社会人」ってやつは、しっかり電話を入れるんだろうね。「すみません、事故で渋滞してまして、少し遅れそうです」ってね。 でも、僕はそうしなかった。だってさ、三分くらいの遅れ、どうってことないし。僕が客なら五分や十分くらいの遅れで電

          キャッチャー・イン・ザ・スピードライフ

          地球の未来のために

          「地球の未来のために」 という文言を見つけた。 太陽光パネル場にある企業の看板だった。 「ほれ、私たち企業は地球のために太陽光を売ってますよ。どうだい?」てなモンだろう。 しかし、元々そこは木々が鬱蒼と生い茂る、フィトンチッドたっぷりの緑豊かな土地であった。昔はよくカブトムシを取りに行って死ぬほど蚊に咬まれた思い出の土地でもある。 そこが綺麗に伐採され、太陽光を受けながらテラテラと光るパネルがところ狭しと並べられている。 そして、「地球の未来のため」と書かれた看板

          地球の未来のために

          理想の上司

          今回は理想の上司というものについて考えてみました。 というのも、私自身クソな上司にあたることが多かったからです。 「それ、上司じゃなくてお前に問題があるんじゃないの?」こんなことを冷たく言い放つ人もいるかもしれません。 しかし、今回は黙っていてほしい。そういう自己責任論的な説教はいりません。 「否!」ということも時には必要です。「自分が至らないんだ……」ではなく「否! 断じて否!」です。 ということでいってみましょう。 報連相ができる報連相は社会人の必須マナーと言

          理想の上司

          ハローワークは昼から混む

          娘「ねーねーパパー?」 父「ん? なんだい? わが娘よ」 娘「この前一緒にハローワーク行ったでしょ? 失業保険の説明会に」 父「たしかに行ったね。行ったけど、あまり友達に言うんじゃないよ」 娘「それでねー、説明してくれた頭がツルッツルのおっちゃんがねー、『ハローワークは昼から混む』って言ってたよねー」 父「そうだね。それがどうしたというんだい?」 娘「どうしてかなー? と、思って」 父「うんうん。なんでも疑問を持つのは大事なことだね。おそらく皆、朝は忙しいんだろ

          ハローワークは昼から混む

          巨乳好きでなにが悪い!!

          私は巨乳好きを公言している。 「カレーが好き」と同じテンションで言い切る。「巨乳が好き」 私にとってカレーと巨乳は等しく素晴らしく、神聖なものであるから、女性の前でも平気で言う。 「巨乳が好き」 すると、「キモい」と言われる。 ここではっきり警告しておくが、その「キモい」は私への侮辱ではない。 神への侮辱だ。 男という生き物は巨乳を好むように作られている。神がそのように作ったのだから。 巨乳が好きなのは、神のおぼしめし、そして、「巨乳が好き」と公言することは、

          巨乳好きでなにが悪い!!

          アマゾンの無人店舗。恐すぎ。

          アマゾンが無人店舗を作ったらしい。 商品をそのままカバンに入れて、レジを通さなくても出口で勝手に決済してくれる。 これを利用した人がSNSに喜びの声をあげていた。 「すごい」「便利」「画期的」 この人たちに言いたい。 無邪気に喜んどる場合ではない。 まず便利、便利と言うが、レジに通すくらいのことを億劫だと思っているあなた達のセカセカぶりに度胆を抜かれる。 レジ待ちくらいなんてことないでしょう。そんな急いでどこに行くというのか。働く時間とスマホをいじる時間が増える

          アマゾンの無人店舗。恐すぎ。

          書評 『やってはいけない健康診断』

          どんな本ですか?医療界のクズさ加減をこれでもか、というくらい書いた本です。偉い先生二人の対談形式になっています。 どうクズなのですか?医療界もお金が欲しい。儲けるには患者を増やすしかありません。でも、最近は衛生環境も食生活も豊かになっているので病人は減っていく一方。じゃあどうするのか? 「健康な人を病人に仕立て上げ、病院通いをさせる」ことですね。なので、働く人全員に健康診断を受けさせ、少しでも問題があると病人扱いにし、薬漬けにして副作用でさらに身体を悪化させます。高血圧とさ

          書評 『やってはいけない健康診断』

          書評 『森の生活』

          どんな本ですか?世捨て人(期間限定)が、お金をかけず森で暮らしつつ、煩悩むき出しで働く都市生活者をこき下ろす本です。 誰が書いた本ですか?1817年生まれのアメリカの思想家で、ヒゲが大変チリチリの人です。富を手にする方法ではなく、精神が貧困に墜ちない方法を説いてくれています。多分、すごく良い人です。 結核により45歳で亡くなりました。 面白いですか?都市生活者をこき下ろしている場面は大変面白いです。自然や動物と戯れているシーンは少々退屈です。 どんな人にオススメですか

          書評 『森の生活』

          女子高生店員と私

          スーパーにバターを買いに行ったときのお話。 乳製品コーナーに行ってバターを探してみるが、見渡す限りチーズばかり。 チーズの品ぞろえだけは嫌に良くて、バターがない、というのもおかしな話なので一応店員に聞こうと思った。 女子高生と思わしきアルバイトの店員と、店長と思わしきオッサンの店員がいた。 ここで迷いが生じる。確実な回答が得られるオッサンに聞くべきか、可愛い女子高生に聞くべきか。答えは0.2秒で出た。 女子高生だ。 ということで、女子高生に「バターはどこですか?」

          女子高生店員と私

          この世は保身で動いている

          人間ってホント、自分のことしか考えてない。 資本家がその最たるもの。 口では「人々の生活を良くするため」とか良いことばっかり言ってるが、もちろん本心から言ってるのではなく、自分の商品を売らんがために美辞麗句を言ってるだけ。従業員に対する「働けば成長できる」的な発言も、安い給料で一生懸命働いてもらうため。 医者もそう。 患者を増やしお金を儲けるため、健康な人を病人扱いし、薬漬けにする。患者は金を医者に吸い取られつつ、薬の副作用と不安からくるストレスで自分の健康を害してい

          この世は保身で動いている