クソの役にも立たない「内的モチベーション」

今取り組んでいる仕事を成功させると、ご褒美がもらえます。どちらかを選べ、と言われたらどっちを選びますか?

1、お客さんの笑顔、自分の成長、社会への貢献

2、十万円

どっちがいいでしょう?

1、が「内的モチベーション」

2、が「外的モチベーション」

と言われる。外的モチベーションは自分の中から出てくるものではなく、完全に他に依存したモチベーション。他にも「出世」とか「評価」とか。

どっちが良いかと聞かれれば、ほとんどの人はこれを選ぶ。「あっ、十万円でお願いします」。

人を動かすには、やはり金、要は「外的モチベーション」が一番良い。世の中、金です。

なのに、世間では「内的モチベーションを持ちましょう」と言われる。社会への貢献、お客様の満足、自分の成長を糧に頑張りましょう、ということ。

無理です。そんなもん。

それが本当に有効なら、社会主義が最強ということになる。いくら働いても収入は一緒。「内的モチベーション」なら社会主義が一番良い。

しかし、社会主義は失敗した。皆、一生懸命働かなくなったからだ。それは「外的モチベーション」の欠如から起こったこと。

頑張れば頑張るほどお金が入ってくる。「外的モチベーション」があるからこそ資本主義はここまで発展し、皆の生活も豊かになった。

まあ、こんなことは世を支配する政治家、資本家は百も承知だ。人を動かすには目の前に人参を吊り下げるのが一番良いということは。

「内的モチベーションを持ちましょう」と盛んに言うのは、資本家だ。だって従業員にお金を渡したくないんだもの。自分の取り分が減るでしょ。

従業員にはできるだけ安月給で働いてもらいたい。外的モチベーションを与えたくない。そうだ! 内的モチベーションで人を動かせばいいんだ!

ってなもんで、「自分の成長」だの「社会への貢献」だの「お客様の笑顔」だのが一番大事だと資本家は我々を教育する。というか洗脳する。

我々従業員が忘れてはならないのは、会社のトップにいる資本家ほど「外的モチベーション」を求めている人はいないということ。吐く言葉は「社会のために」とか偽善的な言葉ばかりだけど、本当は「金のために」なのだ。本田宗一郎は「芸者遊びのために」。

人間はいくら理性が発達しようとも、三大欲求の「食欲、睡眠欲、性欲」には抗えない。それらを苦も無く手にできる「お金」こそが一番のモチベーションになる。

内的モチベーションなんて資本家が従業員を安月給で働かすために生み出した概念で、やる気を出すにはハッキリ言ってクソの役にも立たない。

内的モチベーションで日夜一生懸命働いている人は、世間では「立派な人」だと言われるが、資本家からすれば「自分たちの資産を増やしてくれる都合の良い道具」なのだ。

外的モチベーション(お金)を求めるのは何にも恥ずかしいことではないし、それが人間として普通なのだと思う。

とはいえ、「金くれ」なんて言っても、ほとんどは無駄に終わる。白い目で見られる。

じゃあどうすりゃいいの? 

まあ、力を抜いて働きましょうよ。金くれねえなら。





働きたくないんです。