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いつまでも、手を伸ばせば届く距離のままでいたいんだ

“人間として好き” って強いなぁと思う
同性でも異性でも。

そう感じられる人だからこそ、ある程度の距離を保っていたいと思うのです。壁を作るというわけではなくて、べったりな関係でいたくない。



私の心にぐーーっと来た、ずっと大切にしている戸山 文さんの言葉。
初めて読んだとき、私じゃ言葉にできなかった思いはこれだ!と心の中で何度も頷きました。



親友とか恋人とか、そういうありふれた言葉で片付けたくないような、もっと大切にしていきたい関係の人って居ませんか。

側から見てもお互いに特別だと感じられる関係性はもちろん素敵だと思うけれど、何かの拍子に生じた綻び一つで 終わらせることのできるような関係になりたくないのです。


そういう 互いの特別になることができない、簡単に言葉にできないような関係性もまた、大切なものなんじゃないかなと思っています。

というか 私の場合、怖くて近づけない、の方が正しい表現かもしれない。そこまで想うことができる特別な人を、失うことを恐れてしまうのだと思います。


近づきすぎてしまえば、始めてしまえば、終わりが来てしまうから。


ある友人の話を一つ。

彼女は人前では明るくて 元気いっぱいな子なのだけど、どこか本音を隠しているような雰囲気がいつもあって。

そんな彼女が、少し前から 自分の思いやこれまでの経験、普段の彼女からは想像できないような話を私にしてくれるようになりました。


繊細で優しい人だからこそ、これまで自分をたくさん犠牲にしてきたんだな、と話を聞く度に思います。

自らを過小評価することでしか自分を守ることができなかったと。だけどそんなの絶対駄目だよ、あなたは大切にされるべき人だよ!

彼女はそのままでもう十分魅力的で、最高な女性なのにね。だけど私も少し似たところがあるから、仲間だね、ハハハって一緒に笑った。


「これからもこうやって たまに会って、ちょっと贅沢してさ、身の丈にあった幸せをずっと感じられたら良いね」


そんな素敵な言葉を紡ぐ彼女をとても大切に思う。彼女が辛くなったとき、次は私がいちばんに気づいて、手を差し伸べることができたらいいな。


4月から離れてしまうのちょっと寂しいねって言ったら、すぐ会いに行くから美味しいお店見つけててよ、あと宿泊代タダね、と言われた。

いつでも遊びに来てよ、とっておきのおもてなしを準備しておくね。



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