記事一覧
【ペテルブルグ幻想】
ベルリンの街にひとりの少年が降り立った。
ロシア文学を熱狂的に信奉する彼は、年寄りと見れば「罪と罰」の金貸し老婆と思い込み棍棒で殴り殺し、翁は判事と思いこむ始末。
その夜彼は、エレナとヨハンナという二人の美しい女性と出合い 彼はエレナに「罪と罰」のソーニャのイメージを重ねあわせはじめた・・。
ペテルブルグ ネフスキー大通りとは、 ロシア文学を信奉する者にとっての聖地ともいえる刺激的な場所。
【愚か者の日】(81年西独)
監督 ヴェルナー・シュレーター
主演 キャロル・ブーケ
前世で「よく分からん。でもスゴイものを見た!」って言った気がする…。 女性だけの精神病院を舞台に、裕福な家庭に生まれ不自由なく生活しながら、心は深い闇に閉ざされている一人の女性を通して、人間の狂気の奥に潜むものを描きだした衝撃的な作品です。
入院患者たちが精神病院で展開する様々な行動を通し、人間の内面というものを究極的に追及し可視化させた
【悪い種子】【死の天使レイチェル】
『悪い種子(たね)』マーヴィン・ルロイ監督 1956年
人前では無邪気で可愛らしい少女が殺人や犯罪を重ねる。
ブロンドの三つ編み、実に子供らしく愛らしい風貌。
反面、恐ろしいほど良心に欠け、善悪の区別を持たず、良心の呵責など微塵も見せない人形のような風体を持ち併せている。
背景には、母親の壮絶な出生の秘密が潜んでいた。
母親自身も知るよしなく引き継がれた悪い種子。
少女の殺人も暴かれていく。
「
【エミリーの窓】(80米)
夫と別居し、ブルックリンで一人暮らしのエミリー。ある夜仕事を終え帰宅した彼女が暴漢魔に襲われた。エミリーは憔悴し警察の事情聴取もままならない。友人の励ましもあって高級アパートへと引っ越すが、そこにも暴漢魔が現れた。対面に佇むアパートメントから覗き見る双眼鏡。ヒッチコック作品を彷彿させる要素が多いサスペンスであり「他人の眼」にも通ずるものがある。
「ゴッドファーザー マイケル・コルレオーネの最期」
【人でなしの女】(1923仏)
世界的名声を得ていた前衛的歌姫クレール。彼女は名士たちを思いのままに隷属させようとする。 ある夜、ノールセンという若者が招かれるが、徹底的に冷たくあしらわれた彼は自殺を図ってしまう。それでも舞台に立ったクレールは血も涙もない人でなしの女だと 世間から非難されることに。
ところが・・・
観たのは86年のモノクロ着色サイレント(ピアノBGM有)公開当時その前衛的な映像のため、公開時のパリの映画館では
【ハイル・ミュタンテ!/電撃XX作戦】
(93スペイン)アレックス・デ・ラ・イグレシア監督
美しい者たちが権力を握る近未来。醜い容姿ゆえ迫害を受け社会に対して復讐を誓うテロリスト集団“アクション・ミュタンテ” 極悪の首領ラモンを筆頭に集った7人の叛乱者 大富豪オルホ家の娘を誘拐、結婚式場での大虐殺、
ヒロインの口を金具で縫合
宇宙漁船 "処女カルメン"(積み荷冷凍鮮魚240000トン)を強奪、別の惑星への逃避行 変態一家 暴走族な