文化人類学の文献を読みまして
Kitchen Mood の ミーカです!
久しぶりの投稿!
noteから遠ざかっていた
この9か月の間、
何していたかというと・・・
FBでグループページを作り、
そっちでリズムの話を
書いていました。
https://www.facebook.com/groups/207081075738682
今回の note は「リズムの話」
というわけではありませんが
長文を載せるなら
note かな?
ということで。
広く見れば、
リズムに通ずるところも
きっとある?!
・・・・・
友人のサチさん(田沼幸子さん)は
人類学者なのですが、
彼女の最新論文を拝読して、
色々感じるものがありました。
「学者」という職業は
私からすると
気難しい世界のものに
感じられるのですが、
彼女はとても愉快な
お人柄です♪
文章にもそれが表れていて、
また、軽妙な言い回しとの
相乗効果により、
読解能力が未発達な
この私でも読破できた!
というわけです(笑)。
おかげで、
内容そのものに関心を
持つことができました。
その論文は、
東京都立大学機関リポジトリに
掲載されています。
えーと、まずですね、
「人類学」について、
私はあまりにも無知だった
と、気付くことになりました。
「フィールドワーク」
というと、
何やら楽しげに聞こえますが、
非常に大きな葛藤を抱えること
でもあるのだな、と。
よくよく考えたら
そうですよね・・・。
ですが、
「その仕事の実際のところ」
というのは、
その仕事をやったことの無い人には
分からないものです。
それについては、
相方エイジも、私も
常~に実感しており、
最近では葛藤が肥大化しすぎて、
若干疲れています(笑)。
しかし、
「分からない」というのは
当たり前のことでもあり、
「自分は分かりません、
何にも分かってません」
という前提で、
人様の仕事に向き合う
姿勢が必要かと。
各々の仕事に
好き嫌いはあっても、
優劣は無いと思います。
・・・・・
さて、論文に登場したのは、
チリのリハビリテーションに
まつわる課題です。
(こう書くと、とても
軽々しくなってしまう💦)
その課題を巡り、
様々な肩書・経歴が衝突しあい、
そこに患者の存在が感じられなくなる。
何のために
日本人が派遣されたのか?
何のために
プロジェクトチームが
作られたのか?
人が集まれば
意見も色々出てきますが
そこで大事なのは
「全体にとって
何がベストか?」ですよね。
つまり、
「本来の目的は
何なのか?」です。
ここで自分達の話に
なって恐縮ですが、
相方エイジは
Kitchen Moodでは、
とても陰(かげ)な
存在です(笑)。
ジャカジャカ弾いている
だけにしか見えないし、
「あの人、いなくても
いいんじゃない?」
と、観客から思われている
かもしれません(笑)。
エイジ自身は
「自分の姿を消す」
ことを心掛けていて(?)、
ある意味、
それは成功しているんです。
彼は
「自分を聴かせる」のではなく、
「曲を聴かせる」ことを
大切にしているのです。
対して、
バンドのアンドレスさんは
「私はこのメロディーを弾きたいです。
アレンジを変えないでください」
と、言ってきたりします(笑)。
「いえ、変えましょう」
と、私は答えます(笑)。
バンドでは、
「そのバンドらしさが出る」
アレンジにすると共に、
「その楽曲にとってベストになる」
アレンジにすることが
肝要です。
個人が弾きたいものを
弾いても、
モチロン良いのですが、
それよりももっと
曲全体のバランスが良くなる
アレンジが見つかった場合は、
ちょっと言いにくいけど
「そこはこうしよう!」
と、言わなくてはいけない場面も
出てきます。
アンドレスさんは人が良いので(笑)、
「はい、分かりました」
と、了解してくれます。
チリのリハビリ現場では、
その
「はい、分かりました」
が、無いようです。
私にはよく分からないですが、
「階級社会」
というのもあるようです。
根深い問題があるにせよ、
「患者のため」を動機とすべき
なのは、明白です。
・・・・・
チリだけでなく、
問題がすり替えられてしまう
ことは、よくあります。
「何のためなのか?」
が薄められ、
(というか、無かったことにされ)
権威・名声・お金に
とって代わられる。
音楽は、そうしたこととは
対極に位置するものだと
思うのですが、
音楽をやる人間の中にも一定数、
権威や上下関係にこだわる者は
存在します。
一方、音楽業そのものは、
社会の中では、
底辺に見られがちです。
「音楽家」
という響きであれば
何となく雰囲気良さげに
聞こえるかもしれませんが、
「ミュージシャン」
となると、どうも
人は小馬鹿にしたくなる
ようです(笑)。
ところが、
です!
社会で上流と見られている
「医者」からは、
意外なことに
ミュージシャンは大切に
されるのです!
Kitchen Moodにも
お医者さんのファンが
複数いてくださいますし、
ある脳外科医さんからは
実際に、こんなことを
言われました。
「俺たちは決まっていることを
やるだけなんだ。
でも、
君たちミュージシャンは
クリエイトすることができる。
それは俺たちには出来ないことで、
とても素晴らしいことだ!
俺は尊敬する!」
彼は半分酔っていましたが、
何度も何度も
その言葉を繰り返し、
「あぁ、本当にそう
思っているんだなぁ~」
と、伝わってきました。
いえいえ、
お医者さんのような
重大責任を負った仕事は、
私にはとても無理ですわ。
あなた様こそ、
素晴らしいじゃありませんか!
・・・と言った具合に、
分からないなりに
相手の仕事を
理解しようとする姿勢が、
人間のあり方なのでは?
ミュージシャンの私は、
色々な点において、
社会からあまり
理解を得られないことに
フラストレーションを
感じることが非常~に
多くあるんですが、
最近は
「分かってもらえない状態
=デフォルト」
と捉えるようになってきました。
それがデフォルトであるなら、
分かる人が現れたら、
「もうけもの」じゃないですか!
・・・・・
話があちこちに
飛んでいますが、
社会では
「医者>ミュージシャン」
のように見られていても、
医者にとっては
(医者にもよりますが)
「医者<ミュージシャン」
なのです!
平均したら
「医者=ミュージシャン」
という等式も
成り立つかもよ?!笑
立場・肩書っていうのは
そのぐらい曖昧なもので、
そこにこだわり過ぎる人は、
自分の立場・肩書を失った時に
崩れ去っていくでしょう。
まだまだこの世は
「大きいもの=正しい」
「強いもの=正しい」
「人気があるもの=真実」
という等式が
幅を利かせていますが、
そういう古い価値観は
どんどんぶっ壊して
いきたいですし、
実際、
新しい価値観、
というか、
本来のあり方、
っていうのを提唱する
人が増えてきたと思います。
うちら、
Kitchen Moodのリズム論も
そうなのよ~(笑)。
上っ面のリズム論
じゃなくてね。
リズムに対する考え方は
その人の生き方そのもの。
・・・と、文章力の無さ、
または知力の無さ故に、
あまり上手くは
まとめられなかったのですが、
サチさんの文章から
ありありと見えてくる
内藤さんというかたの
物事の捉え方、生き方も
とてもイカシテル!と
思いました。
非常に無責任な書き方
ではありますが、
そのまま貫いてほしい!
と思いました。
というわけで、是非、
サチさんの原文を
お読みいただければと思います。
で、リズムの話に
無理矢理つなげるんですが(爆)
偉くなっちゃった
ミュージシャンには
リズムのヒミツの話は
絶対に伝わりません(笑)。
いくら偉くなっても
新しい事柄に対しては
「自分は分かりません、
何にも分かってません」
の精神じゃないとね ♪
私は偉くないから
尚更ね(笑)♪
Kitchen Moodのインスタも宜しく ♪
https://www.instagram.com/kitchenmood432/
あと、例のFBページも~ ♪
濃ゆいよ~(笑)
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