ほぼ週刊「情シス部長のつぶやき」Vol.22【トラブルの余波】

【トラブルの余波】

先日、Web上でトラブルの余波について記載しているサイトの記事を読みました。

特に「基幹システムを更新する」ことの重大性、大変さが
今の経営層に理解されない?雰囲気があります。

世間では「DX化」や「IoT化」など、デジタルに関する、
経営層にとっては実施することで経営が飛躍的に良くなると
思われがちですが、会社を経営するためにはまず会社の業績を
しっかりと理解して経営戦略とIT戦略をよく考えて手を打っていく
必要があると思います。

そういう意味では、ITの世界ってそう簡単なものではない(と考えている)
ので、専門家(情報システム部など)にしっかりと意見を聞いて
進めていく必要があると思います。

こういったことをしない経営層を持った会社が他社でのトラブルを聞いた時、
だいたい意見が二分します。
「うちには関係のないことだ」か
「うちで起こると大変だから、更新を先延ばしにする」
になります。

先延ばしにしても何もいいことはありませんし、むしろリスクが高まる可能性が増え、
当事者からすると迷惑しかありません。
現状がそのような状態で大迷惑です(笑)
まだ更新に着手できたからいいものの、ここで「関係ない」と思う経営層がいる、
ダブルパンチな状態。これ、最悪ですね。何もわかっていない・・・

ライフサイクルって言葉、家電とかではよく言われて
「安全に使っていただくために10年でお取替え」とか
「10年前にコストより〇〇円電気代が安くなります」
なんて言葉で買い替えたりしますが、システムって、そんな感じではなかったりします。

もっとシステムライフサイクル(EOL)を考えて、これはシステム屋としても表現を変えて、
「システム更新、他システムへの乗り換えで、これぐらいコストダウンになります。」とか
「情報漏洩防止の観点や(大きくなった)企業規模を考えるとこのシステムに変更が必要」
みたいな感じで経営層に訴えていかなければならない、と思いますね。

それにしても責任を取りたくないから更新を先延ばしにしろ!って言う経営層・・・
その会社のいる社員はどう思うのだろう。。。
経営層が責任を取らない会社って、やばすぎますよ。
情報システムの責任者が責任を持ってシステム更新を進めますが、現場での責任であって、
会社の経営責任は経営層。
しっかりと目的をもって舵を切ってもらいたいところです。

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