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年功序列組織の末路

こんにちは、理事長の青柳です
最初にお断りしておきますが、今日の話は学童関係者についてではありません。最近、学童以外でこういった話にやたらと遭遇するので、ちょっと言ってみたくなりました。

素人青柳は学童拠点の室長になれるか?

管理職に必要なスキル

理事長青柳ですが、学童保育支援員としての経験はゼロで、いわば全くの素人です。(ちょっとは現場に出てみるということも必要だとは思っていますが、なかなか・・・)

例えば、この素人青柳が、拠点の一つである「石戸学童の室長になる」ということになったら、対応できると思いますか?まあ、最初は色々大変だとは思いますが、私は「対応できる」と思います。

なぜなら、青柳は「学童保育支援員」という仕事に対してはスキル不足ですが、人や物事の管理能力については、まあまああると思うからです。つまり、現場の仕事内容がどうのこうのではなく、現場をどのようにスムーズに回していくか?ということが管理職の仕事なので、その点については「十分対応できる」と思います。

学童の室長はプレイングマネージャー

先ほど、素人青柳にも室長はつとまると言いましたが、実際はつとまりません(どっちやねん 笑)。現状では室長業務を専任で任せられる人的余裕がありません。なので、室長たちは皆プレイングマネージャー(選手兼監督)で頑張ってもらっています。

皆、大の子ども好きで、管理職業務よりも子どもと向かう時間を増やしたいと思っているに違いないです。でも、やはり組織が大きくなれば管理職業務も最低限必要ですよね。

室長のみなさん、いつも頑張ってくれてありがとう!

どれだけ現場経験を積めば管理職になれるのか?

では、どれだけ現場経験を積めば管理職になれるのでしょうか?
私は、管理職になるための条件は勤続年数と関係ないと考えます。

つまり、管理職のスキルとは、あらゆる現場の仕事とは全く別のスキルが必要です。例えば、保育士を長年やっていればいつのまにか所長として優秀になれると思いますか?学校の先生を長年していたらいつのまにか優秀な校長になれると思いますか?そうではないですよね?

IT の世界でも同様な話があります。優秀なプログラマーだったのに、勤続年数だけで「課長になれ」という会社の方針から管理職になりました。プログラマとしては非常に優秀でしたが、管理能力はなし。結局、仕事が合わず、優秀なプログラマーは体調を崩して会社を去ってしまいました。

確かに、管理職の仕事は現場を知っていた方が良いことはたくさんあるでしょう。しかし、現場仕事ができること、管理職ができるかというとは全く別のスキルなのです。

年功序列で管理職の素人がトップになる悲劇

日本には古き良き文化として「年功序列」という習慣があります。先ほどのとおり、何かの職人としてのスキルはある程度年功序列に意味があるかもしれません。まあ、長くやればそれなりに色々覚えますよね。しかし、前述のとおり、職人と管理職はスキルが違うので、「一定年数経ったので管理職にする」というのは大きな間違いです。

管理職としての素人がトップになった際には、以下のようなことがよく起こります。

  • 物事を決断できない(今まで言われたことだけやってきただけ)

  • 会議運営などがうまくできない(やる側にまわると思ってなかった)

  • 計画が立てられない(これもやる側に回ると思ってなかった)

  • 権力だけ振りかざす(なんか突然権限が持ててうれしい)

  • 結局最後は現場頼り(現場は疲弊しまくり)

身の回りにこういう管理職いませんか?いますよね・・・
最近こう言った話ばかり耳にするので、少しうんざりしています。

うさぎっ子クラブはさまざまな研修をしています

うさぎっ子クラブでは、さまざまな研修をおこなっています。現場で子どもと向き合うためのスキル以外にも、社会人的スキル、リーダーとしてのスキルなど、さまざまなスキルに対しての研修を行なっています。

若い先生も多くいます。保護者の皆様からすれば「まだまだなってない」と思われることも多々あるかと思います。いろいろな角度から研修などを行い、近い将来「うさぎっ子クラブの支援員は皆しっかりしている」とお墨付きをいただけるよう、日々努力していこうと思います。


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