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のらねこ日記いきもの編シベリアンハスキー

  『動物のお医者さん』というマンガから、シベリアンハスキー犬は、流行しました。
  でも、大型犬なのと、わりとお馬鹿だというウワサもあり、ブームはあっという間に過ぎ去りました。
  当時うちの近所でも、迷いハスキーが、バス停前のタバコ屋さんに保護されて、結局飼い主が現れず、タバコ屋さんの子になったなんて出来事もありました。
  バブルが崩壊して少したったころ、私と犬好き友達は、北海道のスキーリゾートホテルに行きました。もちろん、スキーをしに行ったわけですが、ホテルのアクティビティに『犬ぞり体験』があったので、挑戦することにしました。
  さて、モッフモフのワンコたちに引かれるサンタさんのそりを想像して行った私でしたが、実際は競技用?の1人乗りでそりの細いソールの上に立って乗るものでした。
  おまけにそりを引くワンコさんたちは、意外と、モフモフの子は少なく、雑種でちょっとやさぐれた雰囲気の強面ワンコさんたちでした。
  係の人から、『コースの途中で少し登り坂がありますが、そこでスピードが落ちるようでしたら、ご自分の足でこいでください』と説明を受け、まず友達がトライしました。
  見ていると、あまりスピードが出ず、やはり坂の所で失速して、友達は、足でこいでいました。
  私の番になると、係の人はワンコの配列を変えました。すると私のそりはドンドン加速していきました。登り坂で、私も足でこごうとすると、そりはさらに加速して危うくバランスを崩して引きずられるかと思い、あせりました。
  犬ぞり体験を終えて出口に向かうと、そこには、モッフモフのキレイなハスキー犬が満面の笑みで迎えてくれました。
  この子は記念撮影用らしく、写真を撮りながら、『君は、見た目がいいから楽なお仕事なんだね』と思いました。

実働部隊はコワモテ



  


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