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ゲームディレクターが新規事業開発のPMになった理由

こんにちは!株式会社Relicの北川と申します!
私が今勤めているRelicという会社は新規事業開発に特化した企業です。
私はRelicに入社する前はゲーム会社でゲームディレクターをしていました。

今回はゲームディレクターだった私がRelicに入社した理由や経緯について述べて、Relicという会社を少しでも興味を持って頂けたらと思っています!

まずは自己紹介

私は約15年間ゲーム会社2社でゲームを作っていました。
1社目ではゲームプログラマとしてキャリアを歩み始めました。
そこでは私は、ゲームセンターなどアミューズメント施設向けのアーケードゲームの開発を行っていました。
その時はC/C++を使ってシステム部分や描画部分を根本を担当していました。
その後リードプログラマを経て、ディレクターになります。
1社目の最後は各ゲームタイトルを1つのプラットフォームでプレイできるようなシステムの構築をしていました。
2社目ではプランナー兼ディレクターとしてモバイル端末向けの開発を行います。
当時はパズドラとモンストがランキングを1,2位の常連だった時期、つまりスマホゲーが勢いを増していた時期です。
会社はパズドラ、モンストに続けと新規のタイトルを続々と開発。私もディレクターとして2本、プランナーとして1本リリースしましたが、売上面ではあまり奮いませんでした。
その後、開発費の高騰と売上の低迷などから組織再編が行われ部署の縮小とともに私はコンシューマ部門に異動になります。
新しい部署では長寿なタイトルの運営と続編の開発を行なっていました。
そのタイトルだけで何百人規模のチームで、歴史もあり積み重ねてきた実装要素を理解するだけで大変でした。
結果的にその経験が自分のキャリアを見直すきっかけとなり、今は新規事業に特化した会社にいます。

新規事業開発とゲーム開発は似ている?

自己紹介でどっぷりゲーム開発をしていたことがお分かり頂けたと思いますが、じゃあなぜそんなゲームクリエイターだった私が新規事業開発のPMをしているか、ということをお話しします。

そもそもゲーム開発そのものが、誰も見たことがないゲーム体験を価値として事業化する、ものなので新規事業開発といっても過言ではないと考えています。
ユーザーに提供することは、昨日までなかった価値や喜びを産み出すことであり、その手段としてゲーム開発をしていたということで、本質的にはゲーム開発も新規事業開発も一緒であると考えています。
領域や分野などの違いはあっても最終的にエンドユーザーが「このプロダクトがあって良かった」「このプロダクトがないと楽しみがない」と思ってくれるように開発をしています。これは今も変わらないのです。

開発期間の違い

ゲームと新規事業で圧倒的に違うのは開発期間の違いだと思います。
インディーゲームなどのような少数チームもありますが、ゲーム開発は何十人規模が一般的かと思います。ただ開発規模の違いもありますが、インディーゲームであっても開発期間は長くなるものが多いようですし、新規事業との分かりやすい違いは開発期間ではないでしょうか。

スマホゲー黎明期から少し経った辺りはデバイスのスペックも低く、表現的にできることが少なかったので開発期間も1年ぐらいだった気がします。
私がゲームから離れる頃は早くても2年、長くて5年がよくある開発期間だったように思います。

私は約15年ゲーム開発をしてきましたが、世にリリースできたものは6~7本で、開発初期から携わったタイトルだと3〜4本ぐらいだと思います。
開発初期から携わった場合だと開発期間が”長くて5年”の方に近くなります。

世界の変化のスピードは速く、仮に開発期間を3年として見たときに、その3年の間に新しいサービスや新しい価値が産まれているのを横目に、ひたすら自分を信じて作り切った後に、時代にあっていない古い体験や価値になっていることもあって、数ヶ月でサービス終了になることもありました。
もちろん自分の責任ではありますが、もっと打席を増やしたい、短い期間でも濃いことをやりたいと思うようになっていきます。

ゲーム開発は本当は新規事業開発に似ていない

少し前に似ていると言っておきながら似ていないと言うには理由があります。
私がゲーム会社を辞めたときに担当していた最後のタイトルは長く愛されたゲームでした。長年蓄積された機能や要素は開発者でも細部まで理解するのが難しい状態でした。もちろんそれらを否定するつもりはなく、ユーザーに愛されていているものに違いはありません。

ですが私は「昨日までなかった価値や喜びを産み出すこと」をしたいので、もっと新しいことをしたかったのです。
スマホゲー黎明期〜全盛期の頃は会社も勢いがありましたのでチャレンジは比較的できた気がしますし、スマホというデバイスの真新しさもあって、ポケモンGOなどの今まで見たことのないゲームが生まれたり、可能性に満ちていたと思います。
時代も変わってスマホゲーがレッドオーションになり、会社も営利目的の団体なので売れないものにはお金をかけず、売れる見込みのあるところにお金をかけるので、比較的新しいことはできにくくなっていきます。

まとめ

はじめは「新規事業開発」というのは耳にしたことがあっても具体的にどんなことをしているんだろうと思うだけでした。
お話を聞いて自分の中で噛み砕いて理解を進めると、「それってゲーム開発じゃん」「それってゲームよりコンパクトなチームでスピード感もって作れそう」「それってゲーム開発より柔軟なんじゃ?」と思うようになりました。
しかも「昨日までなかった価値や喜びを産み出すこと」が最重要要素になっているので、それは挑戦するしかないと思ったのです。

そういう理由から私は今の会社Relicに入社しました。
これが本日のお伝えしたかった内容です。
今後はPMやプロダクトに関する情報や、アジャイルやスクラム開発などの開発手法などを発信していこうと考えておりますので、良かったらフォローして頂けますと嬉しいです!

Relicについて

最後に私のいる会社Relicを紹介させて頂きます。

Relicは新規事業開発に特化した会社です。
今までになかった価値を産み出すことをしています。
私のような別業態から転職してくる方もたくさんいて、目線の違う意見など日々刺激の多い環境です。
そういった環境だからこそ新しい価値を産み出しているのかもしれません。
新しい価値を産み出してみたい!スピード感や刺激のある環境で挑戦してみたい!そういった方に少しでもRelicのことを興味持って頂けたら嬉しいです!

それでは次の投稿でまたお会いしましょう!


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